年末年始特別企画:2016年11月アクセス数1位:オリーブのあく抜き
地中海地方で育つオリーブのように六甲の近くにもオリーブの実が毎年実ります。
秋になると、オリーブの実を収穫して、オリーブのあく抜きをします。
オリーブのあく抜きは、なかなか手間と根気の要る作業です。
オリーブの実は、ビールのおつまみになるので、手間をおしまず、あく抜きをしています。
オリーブの実のあく抜きは、真水か塩水が安全です。苛性ソーダは入手困難です。
オリーブの実が実ってきました。オリーブの油をとるほど、たくさんのオリーブの実はありません。何に使おうかと考えて、ビールのおつまみを作ることにします。
オリーブの実はそのままでは食べられません。あくが強いのです。オリーブの実のあく抜きは苛性ソーダを使うと、インターネット検索ではでています。
奥さんにお願いして、苛性ソーダを薬屋さんに買いに行ってもらいました。ところが三宮の薬局では苛性ソーダなんて劇薬は売っていません。インターネットで調べてみても、通販で苛性ソーダを売っているサイトは有りませんでした。
それほど取り扱いに注意が必要な、苛性ソーダを使って、あく抜きをする事が、むしろ危険です。
もう一つ、重曹を使う方法もありました。しかし、苛性ソーダも重曹も、これを使ったあく抜き方法だとオリーブの実は柔らかくなるそうです。
そこで、手間はかかっても、安全な方法は
①真水で抜く方法があります。
オリーブをタッパーの容器に入れて、真水につけて、3週間ほど毎日水を取り替えます。
②塩水であくを抜く方法
2%の水溶液をつくり、塩水にオリーブをつけて冷蔵庫に入れておきます。
毎日毎日塩水を取り替え、2、3週間であく抜きができます。高いところの枝に、オリーブの実がたくさんついています。手が届かないほど高いところです。
さてどうしてオリーブの実をとろうか、考えて、考えついたのが、以前に梅の実をとったときのやりかたです。
傘を広げて、オリーブの実が落ちてきても、傘の中に入るように、下で受けておきます。
そして長い竹の竿で、オリーブの枝を叩いて、傘の下に落ちるようにうまくオリーブの実を落とします。
かなりたくさん取れました。地表に落ちているオリーブも拾って集めると、かなり収穫出来ました。
収穫したオリーブの実は、一度水で良く洗います。
その後爪楊枝を使って、オリーブの実に小さな穴を開けて、あく抜きが出来るようにします。
そして2%の塩水を作ると、タッパーにいれて、上にはラップで落としぶたを付けて、ふたを閉めて、冷蔵庫に入れて、これから毎朝毎朝塩水を入れ替えます。
おいしいビールを頂くためには、おいしいおつまみも手間をかけてつくります。うまくいくかどうか、三週間後にはわかります。
2013年11月14日(木)