アメリカの利上げ期待は、日本の為替と株価に大きく影響します。
アメリカの金利が上昇すると、日本の金利との差が拡大し、円高傾向になりかねません。 社長ブログ神戸/手作り料理/ステーキ
今夜は、知人から頂いたステーキ肉を使って、家でステーキを食べています。
私が好きな上等なステーキ肉を差し入れしてくれました。
いつものようにステーキを鉄鍋で焼くときは、私が塩コショウをする係です。
ステーキを焼くときには注意することがあります。
それは、強火で焼かないことです。
初めから強火で始めると、鉄なべに置いたお肉は、鉄鍋に張り付いてしまいます。
弱火で、ゆっくり時間をかけて、鍋の上にはふたをして、時々裏返しながら焼きます。
お肉が焼けるまで、奥さんを相手に、現在の経済の環境を、わかりやすく話しながら、ステーキが焼けるのを待ちます。
最大の関心事は、アメリカの大統領選挙です。
民主党のヒラリー・クリントン候補と、共和党のドナルド・トランプ氏の激しい戦いが続いています。
いずれの候補が勝って大統領になれば、対日政策、特に為替の動向が気になります。
オバマ現大統領の時代から、アメリカの景気回復は8年目に入っています。
これだけ続けば、いつ調整に入ってもおかしくない時期に来ています。
景気の調整のために、利上げを行えば、どうなるのか?
また逆に、利上げ期待が後退するとどうなるのか?
現在は利上げ期待が多数派です。
この期待がしぼんだ場合、2015年12月以降のように、円高が一気に進むかもしれません。
アメリカの金利が期待通り上昇すれば、日本との金利差は拡大します。
そうなると、円安を促す効果が期待できます。
逆に、期待がしぼんで、金利に低下圧力がかかるとすれば、円高に向かう可能性があります。
日銀は、アベノミクスで2%のインフレターゲットを掲げています。
そのために、現在はゼロ金利で固定しています。
アメリカと日本との金利差が、さらに拡大すれば、一ドルが95円とか、90円までの円高傾向になりかねません。
次の大統領は、アメリカの国内金利に対して、どのような金融政策をとるのか、世界が注目しています。