沖縄県恩納村冨着ビーチ 第76回沖縄訪問(4)

沖縄県恩納村冨着ビーチ、仲村盛勇さん宅訪問、冨着勝弘さん宅訪問
【第76回沖縄訪問:沖縄県恩納村朝日会、鰹つり、追い込み漁 その4】

朝日会で、美味しい魚とタコ料理を頂いているうちに、港の周りは、すっかり、暗くなってきました。少しずつ、参加者が入れ替わり、お家に帰っていく人も出てきます。

第76回沖縄訪問

今夜は、冨着勝弘さんから、「うちのおじいちゃんの家にいきませんか?」とお誘いをいただきました。仲村盛勇さんのお家を訪問します。昨年の2005年12月31日におじゃまして以来です。今夜は、家族の皆さんが揃って、仲村盛勇さんを囲んだ、団欒中でした。

第76回沖縄訪問

仲村さんのお家で、又、ビールをいただきながら、沖縄の家族の絆の強さに、感心しました。お父さんを囲み、お母さんを囲み、息子や娘達、孫達が、普段から集まって一緒の食事をし、今日1日の出来事を報告し合う、絆の強い家庭が育っています。

仲村盛勇さんのお家を辞して、奥さんと二人で歩いて夜道を帰っていると、冨着勝弘さんが手で招いてうちの家に寄っていきませんか?と誘っていただきました。

先ほどの仲村盛勇さんのお家から、すぐ近くに冨着勝弘さんのお家があります。

第76回沖縄訪問

またまた、ビールをいただくハシゴになりました。ビールの肴に珍しい、今年、最初に獲れた「あいご」を今塩漬けしたばかりの「あいご」をいただいています。

「あいご」が捕れる時期は、ほんの一時です。この「あいご」で作る稚魚の塩漬けを「スクガラス」と言います。スクとは、あいごの稚魚で、カラスとは塩からのことを言います。

第76回沖縄訪問

あいごの子は、一年に一度初夏に海岸に大量にうち寄せてくるので、その時に、保存食として塩漬けにし、びん詰めにして熟成させておきます。漁に参加できないお家には、捕れた「あいご」の中から、お裾分けがあります。そこで、どこのお家にもスクガラスが出来ることになります。

第76回沖縄訪問

このスクガラスは、豆腐に挟んで食べると、塩味が豆腐に絡まってとても美味しい沖縄郷土料理になります。今夜は、冨着家でお祝いがあった時のヤギ汁をご馳走になりました。とても、美味しくて、松葉博雄は、奥さんの分まで、なんと2杯もいただきました。

第76回沖縄訪問

————————————————————————

さて、今夜の冨着勝弘さんと奥さんの絹子さんとのお話は、感動的な内容でした。少しだけ、内容をお話します。

第76回沖縄訪問

冨着勝弘さんは、朝日会でお会いしたときに、いつも、缶ビールのプルトップを集めています。この善意の運動は、どこから涌いてきたのでしょうか?

第76回沖縄訪問

今夜、冨着絹子さんが、冨着勝弘さんのお母さんに孝養を尽くしたお話を聞いて、なんとなく分かってきました。

冨着家の家族愛はとても強いのです。お年寄りをいたわり、若い家族を愛して、力一杯家族の為に、お父さんとお母さんが、そのエネルギーの中心となっているのです。

冨着絹子さんは考え方の中心には、「自分で選んだのだから」という価値基準があります。

第76回沖縄訪問

自分自身の結婚でも、周囲との関係でも、「自分が選んだのだから、自分で結果責任を」という、考え方に松葉博雄と奥さんは深く感心しました。

第76回沖縄訪問

自分で選んだのだからということは、「あなたが選んだのだから、あなたが責任を取りなさい」に繋がります。これも、大変わかりやすい、もっともな事だと思います。

第76回沖縄訪問

最近の投資の問題でも、「投資の責任は、ご自分で」と言われています。分かっていながら、自分の事となると、つい、相手に責任転嫁してしまうことが反省させられます。

第76回沖縄訪問

2006年6月15日(木)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください