査読論文が受理されないことには、前に進めません。
査読付投稿論文を一本書くのも1、2年、結果を待つのも半年、あぁ先の長い査読論文受理 社長ブログ神戸/大阪市立大学 客員研究員/明石芳彦ゼミ
大阪市立大学大学院創造都市研究科の、2015年最後のゼミです。
といっても、学期末は3月末なので、今日は今年最後のゼミという事です。
図書室では、気になる株価について、週刊ダイヤモンドの記事が目にとまりました。
この所、東京証券取引所は、平均株価が2万円までいくと、その後がずるずると下がり、また盛り返しては、2万円を越えると、息が切れて、その後は下げています。
原因は、中国経済の減速と原油価格の下落、イラク情勢の悪化などがあります。
特に中国経済の減速は、日本経済にも大きな影響を与えています。
今日の博士ゼミの発表当番は、山﨑真嗣さんです。
先週は、査読付投稿論文の詳しい報告を終わった後なので、今日は博士論文の構想の発表です。
博士論文を書くためには、査読付投稿論文を2本以上受理される、外部評価が必要です。
外部評価が通ってから、博士論文の構想発表が正式に出来る事になります。
今夜はその前の前段階の発表です。
もう一人は姓本憲和さんです。
発表が終わると、明石芳彦先生からの講評があります。
皆さん熱心にメモをとって、自分の論文発表の時の参考にしています。
思い返してみると、博士課程後期の査読論文を書いている時は、深い森の中をさまよっているとか、大海原を浮きに捕まって漂っているような、方向を迷う不安感がありました。
Googleマップで立体的に地図を見れば、どこに行けば、どの道を通れば、近道なのかは分かります。
ところが、論文を書いている時は、出口が中々見えないのです。
指摘を受けては書き直して、書き直すとまた別の道に進んでみたり、迷路に陥ったりする事があります。
この迷路を抜けてしまえば、あのときは無我夢中に出口を求めて、一生懸命進んでいた事が分かってきます。
2015年12月21日(月)