淡路市の中華料理「海華(ハイファー)」は、ミシュランガイド2016に選ばれました。
項羽が虞姫と別れる最後の場面では、項羽は虞姫に向かって詩を詠みます。力は山を抜き 気は世を蓋う 淡路(2)社長ブログ神戸/淡路ブログ/美味しい店/広東料理海華 呉勇料理長
淡路市の花舞台の施設の仲にある、広東料理の「海華(ハイファー)」に来ています。
中華料理の海華は、ミシュランが選ぶ兵庫県の中華料理のお店の一つに選ばれました。
中華料理は全部で4店舗選ばれて、その中の一つだから大したものです。
本日のランチを選びます。
入り口を入ると、三国志の関羽が祀られています。
三国志の物語が始まる前は、漢の国が中国を治めていました。
漢の始祖はかの有名な劉邦です。
劉邦は劣勢の中、項羽と戦い、 垓下の戦いでこれまでの劣勢から、とうとう項羽の首を取るまでになりました。
劉邦を助けたのは、韓信大将軍であり、樊噲(はんかい)や蕭 何(しょうか)や張良などですが、
三国志の物語に出る張飛や関羽のように、後世に祀られるような存在にはなっていません。
奥さんと海華で、ミシュランに選ばれた兵庫県下で4つの指に入る程の美味しい中華料理を食べながら、項羽と劉邦の話や三国志の劉備玄徳と、張飛と関羽の人物像を話しました。
その時、料理長の呉勇さんがテーブル席にやってこられました。
そこで、ミシュランに選ばれたお祝いを述べると、よくご存知ですねと、少し驚いて、又、嬉しそうな様子です。
呉勇料理長のおもてなしで、ココナツミルクのタピオカミルクをサービスでつけてくれました。
呉勇料理長とは顔なじみで、今年の5月には孫のU君と一緒に海華を利用しました。
中華料理を頂いているので、引き続き項羽の話です。
項羽が虞姫と別れる最後の場面では、項羽は虞姫に向かって詩を詠みます。
『力は山を抜き 気は世を蓋(おほ)う
時利あらず 騅(すい ) 逝(ゆ)かず
騅の逝かざるを 奈何(いか)にせん
虞や虞や若(なんじ)を奈何(いか)にせん』
項羽は、あがめられるような人徳を持っていなかったようですが、虞姫との別れの詩は、漢文の教科書にも出てくるほど、優れた詩を残しています。
海華でお昼を頂いた後は、奥さんとドライブです。
田園ののどかな光景を見ました。
それは、お米を収穫して、天日干しをしている光景です。
秋の日は日暮れが早く、3時頃には日は西の方に傾き、天日干しに当たる柔らかい太陽の日差しは、あの刺すような、暑い熱射の力はすっかり衰えてしまっています。
まるで、項羽が垓下の戦いの前夜に、虞姫と緩やかな別れを告げているような寂しさです。
2015年10月29日(木)