兵庫県加西市「かさい愛菜館」~播磨地区巡り~
滝野温泉「ぽかぽ」でくつろいだあとは、今度は、加西市のJA兵庫みらいが主催する、かさい愛菜館に行って、当面の食材のための野菜を買う事にしました。 街に住む人たちは、たくさんの野菜を消費します。最近の傾向では、生産者がわかる野菜が好まれています。そこで、各地の「道の駅」や、産地直売のお店では、できるだけ、どこの誰々さんが作ったことがわかるように工夫をしています。
農家の現場に行くと、まだまだ流通に無駄があることがわかります。例えば、曲がったキュウリや不揃いな大根などは、流通に乗ることすら許されません。
しかし、この流通に乗らない野菜を直接買えば、味はたいして変わらないのに、うんと安く買うことができます。このような傾向は、大根があまりにもきれいであれば、農薬の心配に繋がります。
キャベツなどは、虫が食ってる方が農薬を使っていないという証拠として、消費者に好まれることになります。
これは、消費者のために流通業者が良かれと思っていたサービスが過剰サービスとなり、むしろ消費者は、ノーサンキューとなります。
JA兵庫みらいのかさい愛菜館に到着したときには、もう時刻が遅かったので、お目当ての野菜は、ほぼ売切れの状態でした。
今日、買ったのは、白菜。これは漬け物を作るためです。 きれいなお花がありました。
名前を調べてみると、桂華という花でした。とても綺麗なので、写真にも撮りました。 桂華は、もともとアメリカ産の野草でした。
これを日本の生産者が、30年かかって、切花用植物として改良し、やっと鉢物として販売できるようになったそうです。 季節を告げる菜の花がありました。
今日一日は、播州地区をぐるっと回った1日でした。桜の花がありました。
買って帰った白菜は、これから塩をまぶし、重しを重ね、漬け込みます。漬け物を作る様子は、まず、塩を量りで量ります。白菜を漬けやすい大きさに切っておきます。
塩の目安は、およそ白菜の3%ぐらいを使います。
白菜を量れば、塩の分量が決まります。その塩で、漬物を漬け込みます。
2月の寒さは、白菜を漬けるのに、よい気候となっています。温度が高いと、塩をたくさん入れなければ長持ちしません。塩をたくさん使うと、生活習慣病の心配に繋がります。少しの塩でおいしく漬かるこの時期に、おいしい白菜漬けをいただきます。およそ3,4日で、できあがりです。