有馬温泉 ホテル花小宿、大寒のころには温泉でぬくもります
有馬温泉 ホテル花小宿、大寒のころには温泉でぬくもります
年が明けるとお正月の忙しさが
あわただしく過ぎ去っていきました。
ビジネスをしいるとたくさんの方と
関わりがあり年末にもご挨拶がありましたが
すぐに年が明けてからは新年のご挨拶が続きました。
昔から日本は「盆と暮」と言う様に
一年の前半と後半に分けて年に
2回決算のようなことをしていました。
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例えば、近くのお店で食料品を買うとか、
薬や日用品を買う場合は
「通帳(かよいちょう)」を作り、
ツケで買っていました。
しかし貯まる一方のツケは
お店にとってみるといつかは
支払ってもらわなければならない事なので
それを盆と正月に決済していました。
このなごりがあって今でもことわざに忙しいことを
「盆と正月が一緒に来た」といいます。
この忙しいお正月を越えると
ひと段落をしたので
今日の休日は有馬温泉にやってきました。
有馬は神戸市の北区にあります。
六甲山のトンネルを越えると
そこからは北区になり、急に寒くなります。
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有馬温泉の歩道の端には
先日の日本中を襲った
大寒波のなごりの雪がありました。
しかし、野辺の草や木を観察してみると、
春が少しずつ近づいている気配がありました。
有馬神社にお参りに行く参道の途中で
見つけた旅館ですが、
風格のある日本建築の旅館がありました。
その名は「ホテル花小宿」です。
このホテル花小宿は、女性向けの雑誌では、
よく取り上げられている隠れた名宿です。
ホテル花小宿は、
神戸で一番小さいホテルということです。
気になったので、お値段を見てみると、
1泊15,000円以上と書いてありました。
ただし、食事は別料金のようです。
お料理を食べるところはすぐ隣に隣接した
「料膳・重旬」です。
ここも自信たっぷりな感じのお店です。
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ホテル花小宿の黒塀の角には、
青竹をすっぱりと切った松飾りが立っていて、
有馬のお正月を感じさせるすがすがしい青竹でした。
ホテル花小宿の場所は、
神社の参道の脇にあり、
神社に向かって左側に佇んでいます。
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この階段を上りきったところに
有馬の温泉神社があり、
神社にお参りに行きました。
神社に並んでお寺がすぐそばにあります。
お寺にもお参りに行きました。
このような神社とお寺が同じところにあることを、
「神仏融合」と言います。
明治の初めには、「廃仏毀釈運動」が全国に広がり、
いったんはお寺と神社を分離する運動が起こりました。
その時には沢山の文化財が人の手により壊されたそうです。
有馬温泉は豊臣秀吉がよく使ったということで、
太閤さんを祭っています。
有馬にとってみると、豊臣秀吉はとってもいい人で、
有馬の街を全国に有名にしてくれた大恩人です。
そこで、有馬では太閤さんを祀り、
秋には太閤さんを偲ぶ「有馬の大茶会」を催しています。
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太閤さんが入ったお風呂 |
静かな落ち着きのある一日でした。