『冷めていくスープの理論』経営理念の浸透活動 放置すると、段々と冷めてきます。
『冷めていくスープの理論』とは、企業組織文化の研究をしているとき研究した概念です。熱を止めてしばらく置いておくと、段々とスープは冷めてきます。スープが冷める事と同じように、人の気持ちも時間が経てば冷めてきます。
『冷めていくスープの理論』
大阪府立大学大学院で企業組織文化の研究をしているとき、
『冷めていくスープの理論』
という概念を修士論文に書きました。
鍋で沸騰したスープも、
火を止めてしばらく置いておくと、
段々とスープは冷めてきます。
熱を止めてしばらく置いておくと、段々とスープは冷めてきます。
このスープが冷める事と同じように、
人の気持ちも時間が経てば冷めてきます。
経営管理に当てはめると、経営理念であったり、
重要な経営戦略であっても、
その熱意に絶えず経営者からの励ましや鼓舞がなければ、
段々と社員の熱意は下がってきます。
従って経営者は、絶えず熱意が冷めないように、
熱い気持ちを吹き続けなければなりません。
メニコンの主催するメルスプランにおいても、
同じ事が言えます。
同じ事を毎日、毎月、毎年続けていると、
少しずつメルスプランに対する
熱い気持ちが冷めてくるかもしれません。
気持ちが冷めないようにする為に、
メニコンの担当者の菊川紀幸さんと中島知之さんに、
メルスプランに関する熱い気持ちを、
現場の社員に話してもらいます。
メルスプランの加盟店は、
全国で1600店舗以上あります。
同じメルスプランの仕組みを同じようにお客様に説明していても、
加盟店が獲得している会員人数には、
1番から1600番まで会員数に違いがあります。
ではどうして、このような会員数の差が生じるかと言えば、
そこにはスープが冷めないように、
絶えず鍋の下から熱い火をたき続ける努力が必要です。
どんなに熱々のカップルでも、
何年も経てば倦怠期が訪れて感動が薄れるように、
同じ状態であっては、ついつい熱は冷めてしまいます。
熱が冷めないように工夫する事も、
経営管理の上で大切なことです。
2015年9月26日(土)