恩納村から届いたマンゴー マンゴーの原産はインドで、沖縄でマンゴーを育てる為には、それはそれは大変な気苦労をされています。
恩納村のマンゴー マンゴーの花が咲く頃、沖縄では梅雨の時期になり、花は結実しませんでした。ハウス栽培になってから、雨は克服できても、台風、鳥、虫、天候がマンゴー成熟の成功要因になっています。沖縄ブログ/恩納村ブログ/マンゴー
恩納村から届いたマンゴー
沖縄恩納村から、お中元のマンゴーが神戸に届きました。
マンゴーは、沖縄でも高級果物です。
日本のマンゴーの生産高は、
2011年度で
1位沖縄県1620トン、
2位宮崎県1108トン、
3位鹿児島県461トンで、
圧倒的に沖縄と宮崎が多い事が分かります。
マンゴーを早めに収獲すると、
表皮には白い粉のようなものがついています。
これが熟れてくると、だんだんと表皮は赤くなり、
油がついたようにべたべたしてきます。
日本でマンゴーの栽培を農家が始めたのは1970年以降ですが、
初めの頃は、マンゴーの花が咲く時期に梅雨と重なり、
雨でマンゴーの花は落ちてしまい、
結実が思うように出来ませんでした。
沖縄の恩納村の友人の家の庭にも、
野外のマンゴーの木がありますが、
野外のマンゴーは、結実しても段々と木から落ちてしまい、
1個500gもするような、立派なマンゴーには育ちません。
そこで温室栽培に切り替えると、
マンゴーの受粉は上手くいき、
だんだんと大きなマンゴーが安定して収穫できるようになったそうです。
マンゴーの温室に入った事がありますが、
それはそれは、とても暑い温度です。
高温多湿の中で、農作業は何時間も続きます。
とても、ひ弱な都会の人が出来る環境ではありません。
一生懸命育てたマンゴーの収穫に災いするのは、
台風と、鳥の害、虫の害です。
温室のわずかな隙間から、鳥や虫が入ってきます。
ビニールハウスの場合は、
台風でハウスが飛んでしまう事があるほど、
マンゴー栽培はリスクが高いのです。
2015年7月25日(土)