昨夜はよく眠れましたか?それがいびきが大きくて、時々びっくりして目が覚めました。

料亭旅館やす井のおもてなしスタッフ、中村祥江さんから、長浜の情報を聞き、急遽長浜にドライブに行くことになりました。 彦根ツアー(9)

料亭やす井で、松葉博雄と奥さん、そして片山正喜さんの3人が、お互いにいびきの事を気にしながら、できるだけ距離を置いた位置で布団を敷いて、なんとか一晩が明けました。

朝食の予定は8時半です。片山正喜さんと奥さんは起こされもしないのに、朝の6時頃から目が覚めたそうで、目が覚めても、松葉博雄を起こしてはいけないので、そっと部屋を出て、別の場所でコーヒーを飲んでいたそうです。

そんな事とは知らず、松葉博雄は、おもてなしスタッフの中村祥江さんが布団を直しに部屋に来る8時まで、ぐっすり寝ていました。

朝食までの30分、朝風呂に入ります。もし、料亭旅館やす井に天然温泉があれば、さらに魅力アップです。

お風呂から上がると、お部屋の中には、朝食の準備が出来ていました。

3人が、昨夜の御飯は食べきれないほどのご馳走だったけど、今朝の朝食くらいでも良かったねと、ご馳走すぎることを話しています。

おもてなしをする料亭は、料亭でどんなご馳走を出せばお客様が喜んでくれるか、常に研究しています。

研究方法は、お互いに同業者と情報交換をしたり、実際に相互訪問して、ご馳走を食べ合ったりする方法です。

予め、宿泊客の好みを知って、その方の食べる量や好みが分かれば、それに合わせたおもてなしができます。

そのような方法は、 関係性マーケティングでは、One to Oneマーケティングとも言われます。

朝食のサービスも中村祥江さんです。名刺を頂くと、名刺の裏には、

『皆様とても仲良く、素敵でいらっしゃいますね。私も楽しく過ごさせて頂きました。女将にお心遣いをして頂き、ありがとうございました。』

と、気持ちの伝わるメッセージを頂きました。

さすが、安井ちなみさんが留守を託した仲居さんです。どうして、このやす井にお勤めする事になったのですか?と尋ねると、募集広告を見て応募したそうです。

「採用試験は難しかったですか?」

「いいえ、面接だけです。すぐに決まり、三ヶ月ほど研修を受けて、お客様におもてなしをする仕事が始まりました。」

隣の町の長浜市から通っているそうです。それなら、長浜市に詳しそうなので、にわかに長浜の事を聞きかじって、これから長浜へドライブすることになりました。

長浜では骨董屋を尋ねて、お皿か、茶碗か、塗り物を見て回ります。

もう一度、出発の前に、料亭旅館やす井を一巡し、何か変わったことがないかを、見て回りました。

2015年6月12日(金)