子どもと食事をする時は、テレビを消すことが、 U君の家での約束です。

たくあんと、ショウガ漬けのガリで、しんこ巻きを巻きました。のりの香りがする、パリパリの新しい海苔で、大人気です。

年末になると、幼稚園は終了して、U君も冬休みに入りました。

冬休みを利用して、U君の家族が、松葉博雄のお家にやってきました。

早速、歓迎の晩ご飯作りです。大方、奥さんが調理済みですが、松葉博雄が一品作ったのは、U君の好きな、しんこ巻きです。

U君は、たくあん漬けが好きで、2歳の時に、ドイツに住んでいた時にも、デパートで、沢庵を見つけて、これを買って欲しいと、持ち歩いていた時のことを思い出します。

>>2011年8月

さらに、お寿司につきものの、ガリが好きです。

そこで、松葉博雄は、タクアンとガリを、細かく刻んで、しんこ巻きを、U君のために作っています。

Mちゃんは、まもなく1歳の誕生日を迎えます。最近は、離乳食が進んで、美味しいものが少しずつ分かり始め、食べたいものが目の前にあると、テーブルを叩いてまで、アピールするようになりました。

淡路島の富島産の海苔を使って、巻き寿司を作ります。

まず、テーブル焜炉で、海苔を炙ります。

炙ったノリを、すのこの上に広げ、そこに炊きたてご飯を広げて、先ほど刻んだ、沢庵とガリを、まんべんなく広げて、おまけに、細く刻んだコンブをばらまきます。

これを、巻物を巻くように、すのこで巻いて、しんこ巻きの出来上がりです。

U君は、大喜びです。

普段、松葉博雄と奥さんだけの、二人の静かな夕食から、賑やかな夕食に、今夜は変わっています。

大人達にも、奥さんが、料理を用意しています。

ビールを飲むのに、少しずつ、蟹の身をほぐし取りながら、時間を掛けて、蟹を頂きます。

メバルの煮付けも、用意しています。

味付けは、醤油、みりん、お酒、砂糖で、味付けしています。

今日、最高の評価を受けたのは、日本の宿 べにやが提供する、せいこガニ入りグラタンです。

これは、乳製品なので、松葉博雄は遠慮しましたが、一緒に頂いた、4人の大人達には、大受けでした。

U君の、今一番のお気に入りは、妖怪ウォッチの「ジバニャン」のトレーナーです。

この、妖怪ウォッチの人気は、大人を動かし、日本を動かし、世界に輸出するほどの、大きな力になっています。

日本中で、妖怪ウォッチのメダルを集めるのに、お父さんも、お母さんも、おじいさんも、おばあさんも、家中総動員で、子供のため、孫のために、力を掛けているようです。

食事が終わると、今夜のデザートは、愛宕梨です。あたご梨の表面は、まるでお相撲さんの腕のような、強そうな印象があります。

あたご梨を、松葉博雄と奥さんの、二人だけの時には、包丁を入れることをためらいます。なぜかと言うと、とても二人では食べきれない大きさだからです。

今夜は、沢山のメンバーで、愛宕梨をいただくので、足りないくらいの分量になりました。

食事中は、テレビを消すことが、U君との約束事になっています。テレビが見たければ、食事に集中することです。途中で遊んではいけません。

2014年12月26日(金)