お墓を守る、お墓を受け継ぐ、これが少子化で難しくなりそうです。
お墓を守れなければ、墓留め、墓止め、合祀などが身近に起きてきます。 広島 (4)
お墓参りにやってきました。松葉賢一兄が亡くなって、3回忌です。命日のその日には、お参りできませんでしたが、少し日にちをずらして、ご先祖様のお墓に、墓参りにやってきました。
前方後円墳のメンテナンスも欠かせません。土地は放置しておくと、どんどん草木に覆われ、そのうち手もつけられないほどの、荒れ地になってしまいます。
荒れ地にしてはいけないので、年に3、4回は、近くの工務店にお願いして、草刈りをして貰っています。それでも、数ヶ月で草はまた生えてきます。
前方後円墳の石は、近くを通るJRの線路から飛び散る鉄粉が付着して、白く輝いていた石も、黒くなってきました。
お墓の竹は、切っても切っても、毎年新しい竹が生えてきて、道をふさぐほど密集しています。
これも、毎年工務店にお願いして、多くの人の手を借りて、竹の伐採をしています。松葉博雄が、子どもの頃はこのお墓の周りは、松の木が茂る、松茸が採れる山でした。それが、いつの日か竹が飛んできて、どんどん竹が根を張って、竹藪になってしまいました。
竹との根気比べです。竹炭にでもすれば、売れそうなほど、太い立派な竹です。でも、今の竹藪のままでは、なんの価値もありません。
前方後円墳のメンテナンスの為に、工務店の社長さんに来て頂いて、来年のお墓と、前方後円墳のメンテナンスの予定を打ち合わせしました。
ご近所の方が、道ばたの草刈りをされていました。声を掛けて、お話をお伺いすると、次の世代では、ご自分の畑や、田んぼを守る人が居ないという、日本の抱える農村の後継者の問題がでてきました。
お墓の周りの、田園の光景を見ながら、道の駅たけはらで買ったお弁当で、昼食です。なかなか優れたお弁当です。
お墓参りが終わると、帰途につきます。途中、まいたけの直売所があったので、まいたけを購入しました。
車を停めたすぐ傍に、稲穂が頭を垂れています。今年は8月からの長雨で、日照不足のようです。すでに、刈り入れをした田んぼでは、一等米はでていません。どれも、二等米ばかりです。
三時間で、神戸の自宅に戻れました。夕飯は、道の駅たけはらで買った、穴子弁当です。こんないっぱい穴子が入って、美味しいご飯で、750円でした。とてもお買い得です。
デザートも、道の駅たけはらのぶどうと、いちじくです。
写真を撮るために、穴子弁当を茶碗に移します。茶碗に入れて、お膳に並べると、立派な穴子定食になりそうです。
道の駅たけはらで買った穴子どんぶりは、とても美味しい穴子でした。いつもは、三原の細井鮮魚店で穴子を買うのですが、道の駅の穴子なら、ご飯もついています。
神戸に帰ってくると、奧さんと、お墓の維持管理について、将来の見通しを話し合いました。
少子化のため、子どもが少なく、子どもが少ないと、お墓を守るにも支障が出ています。こんなことが日本中に起きていて、お寺では、墓留めとか、墓止めとかで、問題になっています。
こうなると、沖縄のように、一つのお墓に、一門が、一族が、みんなで入って、みんなでお墓を守る方式は、これからの少子化の時代には、一つの提案になりそうです。
2014年9月11日(木)