穴吹川のアユを塩焼きにしてもらって、持ち帰りです。

世界三大奇勝の、徳島の土柱(どちゅう)は、130万年前の地層をのぞかせた土の柱の郡立で、扇状台地が風雨により浸食されてできたものです。 徳島 (14)

穴吹川のアユの塩焼きを、あめん棒にお願いして、持ち帰り用に、焼いておいてもらいます。

油屋 美馬館の朝です。8月で霧が出るなら、寒くなって冬になると、きっと雲海が出るのではないかと想像します。

期待に反して、今朝は雨が降って、これでは穴吹川で川遊びをするという計画は、川の流れのように、流れてしまいます。

油屋 美馬館の朝食は、昨日の夕食と同じ、一階のレストランで、皆さん一緒にいただきます。窓から見ると、外には、彫刻の噴水があり、噴水は小便小僧と、水鳥です。

今朝の朝食は、こんな朝食です。

油屋 美馬館を出る前に、清掃中のお風呂を、写させてもらいました。このお風呂は、日帰り温泉としても、利用されています。レストランで食事をすると、無料サービスで、このお風呂に入浴出来るそうです。

部屋からもう一度、外のお天気を確かめてみます。晴れたらいいのに、雨が上がったらいいのに、と、未練たらしいことを考えていても、雨は上がってくれません。

部屋を出る前に、こんな部屋に泊まったという記録のために、写真を残しておきました。この油屋 美馬館は、インターネット経由で予約して、一泊二食付きで、およそ1万1千円で、安いと思います。

フロントで精算をするとき、いつも使っている、オリコカードで支払いをしようとすると、うちではオリコは扱っていませんと、JCBカードの方を求められました。

油屋 美馬館のオーナーが、お酒の小売りをしているということで、フロントには、扱っているお酒が陳列されていました。

官製の宿泊設備は、お金にあかさず作ったのか、広くて充実した設備でしたが、肝心の存続は、無理なようでした。国民・厚生年金が、全国に、国民年金健康保養センターを作り、それを大バーゲンセールで民間に売り払い、その差額は、国民の税金で補填されました。

穴吹川で遊ぶ予定地の所に、先月行った、「あめん棒」のお店がありました。あめん棒で、鮎の塩焼きを注文して、持ち帰りにします。

「あめん棒」で昼食をとります。「あめん棒」は、JR徳島線穴吹駅から、車でだいたい5分ぐらいの所にあります。このお店では、6月~11月には四国一の清流穴吹川の天然鮎料理が食べられます。

片山正喜さんは、沖縄の海が活躍の場所で、内地の清流にはあまりご縁がなかったようで、鮎を食べる機会も、これまであまり無かったようです。

あめん棒のご主人は、松葉博雄の前回訪問の事を、よく覚えておられました。

今日、持ち帰り用のアユの塩焼きをお願いしたのは、10匹です。1匹1200円です。今年のアユは、シーズンの始めは沢山獲れ、幸先の良いスタートでしたが、その後、台風やら、集中豪雨やらで、8月は、アユ漁はさっぱりだったそうです。

この20日間くらいは、入荷のアユはゼロで、やっと最近、アユが釣れ始めたそうです。現在のアユの在庫は200匹で、サイズが不揃いのため、小さいのは安く、大きいのは高い値段が付いているそうです。

別に1匹焼いてもらって、片山正喜さんにも差し上げました。これは大型サイズのアユです。

この後、この近くで、見るところを尋ねると、土柱を案内してくれました。「土柱って何ですか?」「土の柱です。」これだけでは、何が何やら分からず、まずは行ってみることにします。

天然記念物 阿波の土柱(どちゅう)へようこそ という看板が建っています。

土柱高越県立自然公園は、徳島県が指定する県立自然公園です。

国の天然記念物に指定されている阿波の土柱一帯をはじめ、「阿波の富士」の称号を持つ高越山一帯を含んでいるようです。

天下の奇勝・阿波の土柱

自然が作った芸術品、130万年前の地層をのぞかせた土の柱の郡立で、扇状台地が風雨により浸食されてできたものであり、その内波濤獄は、昭和9年5月1日に国の天然記念物に指定されています。

アメリカのロッキー、イタリアのチロルに見られる土柱と並んで、「世界三大奇勝」と称されています。

松葉博雄は、グランドキャニオンの成形と同じように思いました。片山正喜さんは、世界三大奇勝というタイトルが気に入って、写真を撮っていました。

地元の方の話では、この土柱は、自分たちの子供の頃から比べると、かなりサイズが小さくなっているそうです。自然に晒されて、劣化しているなら、屋根を付けて、雨の浸食に耐えられるように、保護が必要です。

土柱を見た後は、一般国道を通って、鳴門に向かいます。

徳島地方の水田は、既に稲刈りが終わった田んぼもあれば、これから稲刈りを待つ、頭を垂れた稲が並んでいる田んぼもありました。

台風が来なければ、豊作になりそうですが、日照不足で、味に影響が出るかもしれません。

鳴門に向かう途中、JA夢市場があったので、何か土地のものがないか、覗いてみます。

JA夢市場でも、メダカを売っていました。メダカは、沢山の種類が開発されています。

以前のヒメダカだけでなく、錦鯉のように、交配を繰り返し、多数のメダカが作られています。

徳島の梨は、これまで買ったことがあるので、美味しいことは分かっています。ここで買うかどうかを迷います。

JA夢市場は、こじんまりとしたお店でした。特に、買いたいという物も見つかりません。

更に、鳴門に向かって進んでいると、四国巡礼の八十八カ所のお寺が、この辺りにいくつもの札所があることが分かりました。

それなら、札所に行ってみます。この辺りかなぁと、片山正喜さんが運転して着いたところは、札所ではありませんでした。

お寺と思ったら神社で、中には大きな木が茂っていました。この神社を、八十八カ所の札所と見間違えたのは、この神社の前に、何人もの巡礼の人が、座って休憩している姿が見えたからでした。

2014年8月28日(木)