親が注意「スマホに子守りをさせないで!」「たばこから子供を守ろう」日本小児科医会からの提言
親が注意「スマホに子守りをさせないで!」「たばこから子供を守ろう」 日本小児科医会からの提言 子育ての心配だけでなく、スマホは子どもの目に負担をかけ、視力低下も招きそうです。
親が注意「スマホに子守りをさせないで!」日本小児科医会からの提言
日本小児科医会から、「スマホに子守りをさせないで!」というポスターが届いています。
松葉博雄は、以前に、日本小児科医会の外部理事をしていたので、そのご縁でポスターが届いています。
スマートフォン、略してスマホは、ものすごい普及をしています。
歩いていても、電車に乗っていても、自転車に乗っていても、食事の時も、仕事の時も、
学校の授業の時も、皆さんスマホ、スマホです。
そうなると、色んな所に影響が出てきます。スマホを見ながら、
踏切を渡っていて、痛ましい事故も起きています。
親が注意 × 良くない例
ムズがる赤ちゃんに、子育てアプリの画面で応えることは、
赤ちゃんの育ちをゆがめる可能性があります。
赤ちゃんや、幼児が泣いていると、スマホを見せたり、
もう少し大きい画面のタブレットを使って、子どもをあやす事もあります。
親も子どももメディア機器接触時間のコントロールが大事です。
親子の会話や体験を共有する時間が奪われてしまいます。
親がスマホに夢中で、赤ちゃんの興味・関心を無視しています。
赤ちゃんの安全に気配りが出来ていません。
最近テレビで放送している、AC(日本公共広告機構)のコマーシャルにも、
スマホに夢中になって子どもに配慮出来ていない親が出てきます。
親が注意 ○ 良い例
赤ちゃんと目と目を合わせ、語りかけることで赤ちゃんの安心感と親子の愛着が育まれます。
親子が同じものに向き合って過ごす絵本の読み聞かせは、
親子が共に育つ大切な時間です。
散歩や外遊びなどで親と一緒に過ごすことは
子どもの体力・運動能力そして五感や共感力を育みます。
ポスターを見ていると、これは、小児科医会だけの問題ではないことに気がつきます。
小さい画面で、細かい絵や、画像をじっと見ていると、視力に影響します。
移動中の揺れる場所で、スマホやタブレットを見ていると、
焦点を合わせるための目の負担をかなりかけています。
しかも長時間です。長時間だけでなく、日常的な毎日のことです。
子どもの視力変化が起きそうです。
早いうちに保護者が気がついて、目の負担軽減を考えなければなりません。
しかし、子どもにはそんな深い意味は分からなくて、
スマホやタブレットを取り上げたり、データを消したりすると、
相当な抵抗にあいそうです。
【過去の日本小児科医会に関する記事一覧】
・タバコから子どもたちを守ろう(2004年5月)
・社団法人日本小児科医会の社会貢献活動(2006年11月)
-チャイルドラインの支援-(2006年11月)
・「市民公開フォーラム“思春期の声を聴く!~子どもの心をはぐくむために~”」(2006年11月)
・「子どもを見つめよう!キャンペーン」 (2007年5月)
2014年3月3日(月)
親が注意 たばこから子供を守ろう 日本小児科医会キャンペーン活動
親が注意 タバコから子どもたちを守ろう
松葉博雄は社団法人 日本小児科医会の理事をお受けしています。
日本小児科医会では、子どもたちの健全な育成と健康を守るために
多くのキャンペーンを行なっています。
その中で、代表的な身近な問題をご紹介させて頂きます。
親が注意 たばこから子供を守ろう
日本小児科医会では、たばこから子供を守ろうというキャンペーン活動をしています。
大人がたばこを吸うことにより、周りの子供がたばこの空気を吸ってしまう
「副流煙」による発癌、有害物質、ダイオキシン等による発病の予防を呼びかけています。
親が注意 子供が副流煙を吸うと、
1.乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因に
2.喘息発作、急性気管支炎、肺炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、アデノイド増殖、中耳炎、扁桃肥大、 髄膜炎、ペルテス病、歯肉着色、アトピー性皮膚炎、等などの原因に
3.病気入院が増える
4.身長の伸びが悪くなる
5.知能の発達が劣る
6.虫歯になりやすい
7.成人後の発癌率が高くなる
(「『禁煙指導書 タバコから子どもを守ろう社団法人』日本小児科医会 2003年」より抜粋)
何気なく大人が吸っているたばこの煙が、大人にとっても子供にとっても受動喫煙となります。
副流煙の方が有害物質は多く発生し、子供にとっては虐待となります。
(注)「SIDS」とは、乳幼児突然死症候群(Suddun Infant Death Syndrome)の略で、何の予
兆や既往症もないまま乳幼児に死をもたらす疾患です。