大阪市立大学大学院 創造都市研究科 博士課程後期の博士ゼミ
明石芳彦先生の、大阪市立大学大学院合同ゼミ(明石ゼミ)には、山﨑真嗣さん、菊池浩史さんが入学されました。
大阪市立大学大学院創造都市研究科博士課程後期の明石芳彦先生の明石ゼミは、今日から新学期です。
私も客員研究員として、新学期の始まりに出席しました。阪急梅田駅を出て、梅田サテライトキャンパスに行くまでの道のりは、地下道が続きます。
梅田の地下街は、冬の商品から、春の装いに変わっています。行き交う人も、これまでの分厚い冬着から、少し軽めの春の明るい軽装に、変わっています。皆さんの装いと、店の飾り付けを見ると、すっかり春が来たことが、視界から伝わってきます。
4月の新学期には、どんな新人が入学しているのか、楽しみです。また、新しいお友達が出来る事を、期待しています。
図書室で、ゼミが始まるまで、資料を読んで過ごします。週刊ダイアモンドや、週刊東洋経済の特集が、『暴走日本株』、『今買える株、買えない株』と、新聞の広告にあったので、両誌を見たかったのですが、書棚にはありませんでした。
ゼミの教室に入ると、誰もまだ来ていません。今日の最初の発表者は誰でしょうか?思い出すのは、2007年4月の入学式のセレモニーの事です。社会人大学院の学生を代表して、誓いの言葉を述べました。
しばらくすると、新入生がやってきました。名刺を交換して、お名前を伺うと、山﨑真嗣さんです。昼間のお仕事は、高校の先生です。
これから三年かけて、博士論文に挑戦するそうです。
今日の最初の報告は、博士課程後期2年目の、家永秀則さんです。
明石芳彦先生のお話では、これまでの在籍者は、皆さん退学されたそうです。博士課程後期の在籍中に所定の課程を終えて、博士論文が書けなかった場合は、単位取得満期退学になります。
2人目の報告は、今年から入学した、菊池浩史さんです。
菊池浩史さんの報告は、研究テーマ・問題意識・先行研究がきちっと整理されていました。その上で、研究課題が3つ示されています。そしてそれぞれの研究課題には、研究方法も述べられています。
そして、作業仮説、研究活動のスケジュールと続き、最後に多くの参考文献が掲載されていました。
博士課程後期一回生で、しかも最初の報告で、こんなにきっちり整理されていることに驚きます。これなら、3年で博士論文完成の可能性があります。
しかし、外部評価を受けなければなりません。つまり、いずれかの学会に論文投稿し、査読を受けて、採択され、論文が掲載されることが、外部評価を受けたことになります。
2014年4月の新学期に参加してみて、これまで一緒に学んだり、研究報告を聞かせていただいた、ゼミの在籍生が、皆さん満期退学され、新しい人ばっかりにメンバーが変わりました。一人の博士を生み出すには、指導教授の並々ならぬご負担があることがわかります。
2014年3月7日(月)