熱海高級旅館 あたみ石亭のお部屋 露天風呂 食事 全記事通巻

熱海高級旅館 熱海の石亭は、技術家の羽田武雄さんの構想に基づいて作られた、石庭園です。 U君と静岡県熱海市(1)

熱海高級旅館 あたみ石亭

新幹線に乗って、神奈川県の熱海に来ました。熱海と言えば、温泉の街です。

今日泊まる宿は、熱海でも有名な旅館の「あたみ石亭」です。

U君も一緒です。U君は、温泉は好きですが、温度によります。

熱い温泉には、まだ入れません

 

あたみ石亭の創業者は、羽根田武夫さんです。

羽根田武夫さんの生家は、本郷菊坂の「菊富士ホテル」です。

写真家として多くの芸術作品を創っています。

熱海高級旅館 石亭には銘石

その石亭に、京風数寄屋造りの瀟洒な離れ家を点在させ、

銘木・庭木を配し、流水を湛え、石、水、木の調和を基に、

閑静を極めた佇まいのドラマを創りあげました。

その芸術家としての才覚から、構想十余年をかけて、
 
日本全国から、由緒ある銘石・石燈籠を集め、粋を凝らして、石庭園を完成させています。
 
 
 
甲冑が展示されています。
 

 

早々と、鯉のぼりの鯉の置物が飾られています。

以来三十余年、あたみ石亭は、日本の伝統を受け継ぎ、

贅を尽くす四季折々の滋味を膳に、

情緒溢れる優美な佳景を心安らぎの場として努力して参りました。

日本の伝統美と、その心を大切にし、時の流れを加味して、

心あたたまる安らぎの場を提供して参ります。(あたみ石亭リーフレットより抜粋)

熱海高級旅館 久保彦左衛門邸の虚無僧灯篭

久保彦左衛門邸の虚無僧灯篭です。

大久保彦左衛門は家康を守って、徳川幕府の成立に多大な貢献をしたとされています。

その、大久保彦左衛門邸にあった灯篭です。

約3000坪の敷地に、カフェ、ライブラリー、スパなどの施設が点在しています。

50年前、あたみ石亭を建てる際に、この庭園も造園されたそうです。

巨石を配して、なかなかこだわりを感じる見事な庭園です。

本鞍馬の一枚岩

本鞍馬の一枚岩、鞍馬山中の天狗が牛若丸に飛切りの術を教えたときの、

試み石と伝えられている石が、石の階段を下りたところにあります。

京都地方の鞍馬山から出た深成岩の一種で、古くより建築や庭石などに用いられています。

その中でも、これだけ広い一枚岩は珍しく、重さも6トン強あるそうです。

一説によると、鞍馬山中の天狗が、牛若丸に武術百般を教えたが、

その中の飛び切りの術を使うのに、飛躍台代わりに使われた踏み石だと伝われています。

あたみ石亭のリーフレットを読みながら、なぜこのような石亭が出来たのかと考えると、

それは創業者羽田武雄さんの理念にある事が分かりました。

着いた日はあいにくの雨で、石亭の石は雨に濡れて、

階段の石は気を付けなければ足が滑りそうになりました。

庭師として見るには素晴らしい石亭ですが、

石亭の石の多くは、歩道を兼ねているので、

スタッフの皆さんは石の苔落としが大変な事と思います。

今夜はこれから石亭の伊東の間で夕食を頂きます。

部屋からみるたたずまいは、築山から玄関を見るような、やや高低差がある配置です。

伊藤の間のすぐ前にも、小さな岩組の池があり、

そこから水が階段落差を利用して、下に流れ濯いでいます。

とても静かな空間で、平静の喧噪を忘れさせてくれるお庭です。

2014年3月20日(木)

石亭のお部屋には、内風呂がついています。そして伊東の間には、中庭に石組みの露天風呂があります。 U君と静岡県熱海市(2)

露天風呂付き離れ客室Aの「伊東」の間

露天風呂付き離れ客室Aの「伊東」の間に泊まります。

見晴らしの良い景観が望め、ゆったりとした二間続きのお部屋には、清々しい風が通り抜けます。

奥の庭には、専用の露天風呂に蕩々と湯が溢れ、

プライベートなくつろぎの空間を自適にお過ごしいただけます。

伊東の間の床の間には、漆塗りの文箱が据えられています。

玉手箱が気になって

U君は、あの文箱のくくりひもを解いたら、

中に何が入っているのか、興味を持っています。

あのふたを開けると、中から煙りが出るんだよと、おとぎばなしの話を持ち出して、

開けるのを制止しようとすると一層興味を持ってしまいました。

部屋付きのサービス係の方が、お風呂に先に入られたらどうですか?

と勧めてくれたので、部屋付きのお風呂はどんな状況なのか覗いてみます。

見れば、檜作りの風呂桶と、そこから外に出れば、

石造りの露天風呂が、24時間いつでも入れるような体制になっていました。

U君の妹のMちゃんは、すやすやと寝ていて、

どこにいるのか分からなくなったら大変なので、床の間に移して、

どこからもMちゃんが見えるようにしました。

伊東の間のサービス係は、自己紹介で名前を礼子さんと、聞きました。

サービス係の礼子さんは、この石亭の女将さんではないようです。

石亭は熱海だけでなく、他にも事業所があり、多店舗化した法人なので、

いわゆる温泉旅館の女将さんはいないようです。

庭に作られていた石組みの露天風呂

庭に作られていた石組みの露天風呂は、外の気温が寒いと、

湯気がはっきりと見えてきます。

石亭の温泉は、自噴水で、温度は70度もあるそうです。

これなら、加熱する必要はありません。

むしろ、お水を足して冷まさないと、熱くて入れません。

部屋に用意された寝間着を使って、お風呂の後は、寝間着に着替えて、

帯を巻いて、夕食を待ちます。石亭のお部屋は、一つ一つがはなれになっているので、

スタッフの皆さんは調理場から各部屋に、

料理の品や、飲み物などを箱に入れて運んでいました。

濡れた石に足を取られて、滑って転んだら大変な事です。

2014年3月20日(木)

あたみ石亭は村上千恵子社長のいしのWAグループの宿です。 U君と静岡県熱海市(3)

あたみ石亭の夕食

夕食です。石亭の料理は、美味洗練を極めた京風懐石です。

地元の新鮮な山海の幸から厳選する目を持ち、

伝統の技術と斬新な手法を融合しています。

伝統の味、感動の域となる趣にこだわり、石亭流の技と心を込めた一椀一皿が、

膳という限られた空間に移りゆく季節が映し出されています。

食前酒は梅酒が出てきました。

先付には、桜花豆腐、蕨、雲丹葛油、山葵、たらの芽、長芥蛤浸し、車麩が出てきました。

前菜は、サーモン桜葉寿司、蕗芽、はじかみ、煮凍り、

紅キャベツ甘酢、ブロッコリー、子持ち若布、牡蠣床漬け、ミニ大根です。

吸物は、うぐいす仕立てで、

蓮根饅頭、海老葛打ち、人参、うるいが入っていました。

部屋に備え付けの冷蔵庫には、瓶ビールが入っています。

サービス係の礼子さんは、生ビールはどうですか?と、

その一言で、生ビールを厨房から運んで頂きました。

さて、この生ビール一杯いくらでしょうか?後から分かった答えは、900円でした。

U君は、子供用の浴衣に着替えて、温泉客らしくなってきました。

松葉博雄の隣に座って、一緒に食べたいという期待に応えて、席は隣になりました。

鳥かごの中にお刺身

鳥かごの中に入っている御料理が出てきました。

なんでしょうか?篭を開けてみれば、お刺身でした。

生蛸、帆立、牡丹海老、地魚白身防風、花穂、紅蓼、山葵が篭の中に入っています。

焼物は、朴葉焼、蕗味噌、蚕豆、鰤、大根、蛍烏賊、こごみ、百合根、パプリカ、白髪葱です。

かなり具材が入っていて、とても味わい深い御料理ばかりです。

夕食はこの後も続きます。

2014年3月20日(木)

マグロのとろは美味しくて、孫におねだりされてしまいました。 U君と静岡県熱海市(4)

マグロのトロは孫が大好き

U君は料理に飽きたのか、ごそごそし始めました。

U君の隣の、U君ママの監視の目があります。

監視の目が緩んだそのときに、U君は席を移動して、松葉博雄の膝の上にやってきました。

何やら、御料理の中で、欲しいお目当てがあるようです。

石亭の料理は、量が多いので、U君の一人前の料理はお願いしていません。

そこで、U君は、欲しい物を見つけてはおねだりしてきます。

それがまぁ、舌の肥えてるというのか、美味しい物ばかりをおねだりしてきます。

特に、マグロのとろが気に入ったようで、

お楽しみのマグロをU君にあげてしまいました。

岩塩の板でお肉を焼きます

岩塩の板を使って、お肉を焼きます。

この岩塩は、かなり大きそうです。

この後、この岩塩はどうするのでしょうか?

礼子さんに尋ねてみると、また削って使うようです。

小さく切ったステーキを、岩塩の板に乗せて焼きます。

当然、お肉は塩味になります。

ここで困った問題が出てきます。

最近外食が続くので、塩分の取りすぎが気になっています。

焼けたお肉を一枚、口に入れてみると、

やはり岩塩の塩分が、お肉にかなりからまっています。

そこで、5枚あるお肉は、2枚だけ頂いて、残りはパスしました。

勿体ない事です。誰かに代わりに食べてもらおうと思っても、

やはり辛くて奧さんも娘も遠慮がありました。

U君の妹のMちゃんが目を覚ましました。

美味しい匂いがしたのか、お腹が空いたのか、ミルクをほしがっています。

煮物は、かぶら蒸し、銀鯛、山葵、全日鯛、筍、木海月、本三葉、桜麩です。

強肴は、蟹身刺引き、筍、はさみ揚、青唐、柚子卸し、酢立、

美味出汁 止肴は、今鴨ロース煮、粒辛子、焼葱、刻み野菜、

大根、人参、胡瓜、うど、チコリが入っています。

所で、夕食のメインディッシュはなんだったのでしょうか?

かなりの御料理が続きます。

今日のメインディッシュはなんだったのでしょうか?

マグロのトロでしょうか?あるいはお肉でしょうか?

どちらも事情があって、全部は食べきれていませんでした。

デザートは苺、林檎蜜煮、シナモン、大納言寄せ、生クリームです。

苺を頂いた後、しばらくして団らんです。

石亭のご自慢のお風呂が、少し離れた場所にあります。

入りに行きたかったのですが、奧さんに制止されました。

それは、相当ビールを飲んだことと、雨に濡れた石の階段に、

足を滑らせると、打ち所が悪ければ、後頭部を石亭自慢の大きな石に打って

、頭が割れてしまう心配があるからです。

石亭の寝具は、心地よい眠りのために、オリジナル寝具にされているそうです。

今夜は、布団に入ると、酔っ払ってすぐ寝てしまいました。

2014年3月20日(木)

熱海石亭の露天風呂は、狸が傷を治したと言われる古狸の湯です。私も、古狸にならって心の傷を癒します。 U君と静岡県熱海市(5)

あたみ石亭の朝は 朝風呂から

あたみ石亭の朝です。目が覚めると、奧さんから朝風呂に入るように勧められました。

奧さんと娘の二人は、もう朝風呂は済んだようです。

昨夜の雨は上がり、今日はお天気になりそうです。

石亭の石は、まだ濡れたままです。

庭木は雨を含んで、しっとりとした、まるで湯上がりのような鮮やかさです。

伊東の間から石段を下りて、大きな露天風呂の方向に進みます。

さすが石亭と名付けられたとおり、敷地の隅々にまで、

大きな石や、中ぐらいの石が石組みされています。

そして石庭の所々には、石道路と、石のつくばいが配置されています。

これだけの銘石を集めるには、お金と暇と根気が求められることと思います。

言われたとおりに進んでいくと、露天風呂の方向を示す看板がありました。

雨上がりの清々しい空気です。

行き交う人とも出会わず、まるで石亭を占領して歩いている感じです。

新館と旧館を繋ぐブリッジがあり、ブリッジを渡ると、旧館に露天風呂があります。

さらに奥へ進んでいくと、ありました。

露天風呂の古狸の湯の建物がありました。

古狸の湯

誰も居ない古狸の湯です。

露天風呂古狸の湯の口上が書かれています。

古狸の湯の名前の由来は、なんでしょうか?

この石亭の源泉は、和田町としては奥まった山添にあり、

泉質も特に良好なものです。

昔、狩人に追われて傷ついたタヌキ達が、

その傷を癒すために入浴に来ていたことから、『古狸の湯』と名付けられたそうです。

温泉に行けば、鷺が足を癒していたから、

鷺湯とか、猿が傷を癒していたから猿湯とか、

戦いで傷ついた武者が傷を温泉で治した武者の湯とか、いろいろ名前の由来があります。

熱海は町中どこを掘ってもお湯が出ると言われるほどの温泉の町です。

昔、自然のお湯が海に注ぎ、辺りの海が温泉水で熱くなったから

、熱海と名付けられたくらいです。

朝ぼらけの清々しい空気の中で、一人大きな露天風呂に入り、

絵心でもあれば、これを絵に残したりとか、詩才があれば詩を詠みたいとか、

出来もしないことを考えながら、お湯に浸かっていました。

なかなかいいお湯でした。さすがは熱海の温泉です。

富士火山帯が地下水を温め、湧いてきた温泉なので、どことなく世界文化遺産に触れた感じがします。

お風呂の後は、部屋に戻り、朝食です。

2014年3月21日(金)

あたみ石亭のはなれの部屋数で29部屋です。予約がなければ、古狸の湯に入るには難しそうです。 U君と静岡県熱海市(6)

池には錦鯉

あたみ石亭の露天風呂『古狸の湯』を出て、

また石組みの素晴らしい道を歩いて、はなれの伊東の間に帰ります。

道すがら、小さな岩組の池があり、

池には錦鯉が人が近づくのを待っているかのように、

近づいて餌を促すように口を開けています。

通り過ぎるときに、鯉の翻る水音が、静かな石亭に響きます。

ここは、静かなお庭だなぁということが、鯉の水音で、改めて気付きます。

ぐるぐるまわっていると、また同じ古狸の湯の建物の周りを歩いている事が分かりました。

石亭の庭は、少し慣れないと、どこも同じような石亭なので、道に迷いそうです。

新館と旧館を繋ぐブリッジを渡れば、新館のある棟に繋がります。

日は少しずつ昇ってきて、周りが輝いてきました。

少し見上げると、あちらこちらの山の中腹に、温泉旅館やホテル、

あるいは温泉を利用した、長期滞在型のケアマンションなどが立ち並んでいます。

熱海の人口は2万人をきったそうですが、

他の2万人レベルの町に比べると、格段に高い建物がひしめき合っています。

こんな庭があったらいいなぁ、こんな茶室があったらいいなぁ、

こんな飛び石があったらいいなぁと、思いながら、

また来た道をゆっくり歩いて、途中途中にある石組みや、石道路を写真に収めていきます。

石亭は敷地の中に29室のはなれ

石亭は、広い敷地の中に29室のはなれがあり、

予約をしなければ、なかなか泊まれそうもない、人気の温泉宿です。

人口は2万人以下でも、近くには東京や横浜があり、

そこから日帰り温泉客も沢山来ます。

別荘用のマンションも沢山供給されています。

住んでる人は少なくても、訪れる人はその何倍もの人が集まるようです。

神戸から近ければ、度々訪れたい温泉地です。

部屋に戻って、内風呂の脇にある、庭の露天風呂を見ると、

ここでもまた、もう一度お湯に浸かりたくなりますが、

そろそろ朝ご飯の準備が始まります。

2014年3月21日(土)

料理旅館の料理の品数は、食べきれないほどの品数で、質より量で顧客満足を追求しているみたいです。 U君と静岡県熱海市(7)

石亭の朝食 近海の干物

料理旅館の石亭の庭石を見て回り、そしてお風呂に入って、戻ってきました。

これから朝ご飯です。

朝ご飯はお魚を選べることになっていたので、

松葉博雄は、干物の焼き魚を選んでいます。

蓋を開けていくと、いろいろなお料理が出てきました。

炊き合わせ、これは今の季節の、春の野菜の炊き合わせです。

奥さんと、「昨日のような豪華なお料理じゃなくても、

今日のこの朝食ぐらいの量で、おなかは満たされるなあ」という話になりました。

もう、あまりたくさん食べるより、ちょっとだけでいいんです。

しかし旅館にとってみると、これでもかというくらい良い料理を出して、

そして高い付加価値を付けていかなければ、収益が上がりません。

かますもありました。帰りに買いますが、熱海は干物が有名です。

ちょっと前に行った、彦根のやす井の方が、

石亭の料理より美味しかったように思えます。

松葉博雄の奥さんは、そのことを是非、

やす井の女将さんに伝えて欲しいと願っていました。

食後にコーヒーがでました。うんっと薄くして欲しいと注文しましたが、

それでもまだ濃い感じがしました。

富士山を見に行こう

U君が、寝間着から今日の服に着替えて、松葉博雄のところへやってきました。

今日はこれから富士山を見に行くことになっています。

U君は富士山を見たことがないので、どんな感じを受けるでしょうか。

昨日の雨のお天気と打って変わって、今日はとても良いお天気になりました。

今日のお天気なら、石亭の飛び石を歩いても、滑る心配はありません。

Mちゃんも一緒です。

U君はMちゃんを、とてもよく可愛がってくれているため、みんな助かっています。

車の迎えがあって、10時頃には石亭を出ます。

これから熱海の山越えをして十国峠のほうへ向かいます。

2014年3月21日(金)

富士山が貴いのは、富士の裾野が美しく、裾野には樹が茂り、中身が整っているから、貴いのです。 U君と静岡県熱海市(8)

十国峠から見る富士山

あたみ石亭に迎えのタクシーが来てくれました。

これからドライブです。

熱海は、99%が坂と言われている通り、平地の部分と言えば、海岸に近いところだけです。

あとは全部が坂です。

その坂を車でどんどん登っていきます。

なんだか六甲山を登っているような感じがします。

峠を越えたところに十国峠があります。

十国峠は、昔の国名で10の国を見渡せたことが名前の由来になっています。

10の国とは、伊豆・駿河・遠江・甲斐・信濃・武蔵・上総・下総・安房・相模です。

現在でいう、静岡県・山梨県・長野県・神奈川県・東京都・千葉県です。

十国峠にはケーブルカーがあります。このケーブルカーに乗って、さらに上を目指します。

どんな景色が広がっているのか、楽しみです。

ケーブルカーはわずか10分ぐらいで、あっという間でした。

途中、ちょうど真ん中あたりで、上りと下りのケーブルカーがすれ違います。

下りのケーブルカーから、人が手を振ってくれました。

富士山が見えてきました。とっても素晴らしい、雪の輝く富士山です。

一番美しく、綺麗に見ることができる場所はどこかと探しながら、歩いていきます。

晴れてて良かった

十国峠の展望台を出て、更に山の見えるところまで出て、写真を撮ります。

こんな絶景で写真を撮れること自体、感動です。

U君も、初めて見る富士山に感動しています。

これからは、富士山の写真を見ると、これは富士山だ、ということが言えるでしょうか。

絵はがきに見るような、素晴らしい富士山です。

新幹線に乗っているときにも、富士山を通り過ぎますが、なかなか綺麗に見えることはありません。

そんな貴重な、富士山の姿です。

しっかりと、目に焼き付けておきたいところです。

素晴らしい富士山の姿に、松葉博雄は、ただただ感動しています。

言葉も出ないほどの感動で、しばらく見入ってしまいました。

せっかく十国峠の山頂に着ているので、みんなでぐるっと回ってみます。

この近くには記念碑があるのですが、そこには

「伊豆国日金山頂からは、十国五島を見渡すことができる。

相模(神奈川県)、武蔵(神奈川県と東京都)・安房・上総・・下総(千葉県)、遠江・駿河・伊豆(静岡

県)、信濃(長野県)、甲斐(山梨県)が見える。」 と記されています。

お地蔵さんがありました。

こちらは、十国峠から南方向の眺めです。

伊豆半島東部の海岸と山稜。左端に見えるのは伊豆大島でしょうか。

気象条件によっては、山頂にある頂上展望台の望遠鏡から

東京タワーや東京スカイツリーが見えることがあるそうです。

富士山は、どこから見るのが一番綺麗なのか、

問題になるほど、どこから見ても美しい姿です。

ただただ感動して、富士山の素晴らしい姿に見とれています。

山は、高いから貴いのでしょうか?

例えば、富豪は沢山お金を持っているから、偉いのではありません。

お金の使い方に中身があれば、偉いのです。

同じように、富士山は、高いから貴いのではなく、内容が伴っているから、貴いのです。

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2014年3月21日(金)