湯郷温泉かつらぎで温泉に入り、夕食を食べ、部屋でお茶会です。
湯郷温泉かつらぎでは、夕食の味が辛くて、お湯を頂いて味を薄めて汁物を頂きました。片山正喜さんと岡山湯郷温泉(2)
和モダンなお宿 湯郷温泉 かつらぎは、インターネットで探して予約した宿です。期待した温泉は、あまり大きな温泉ではありませんでした。
露天風呂も申し訳程度な露天で、町中にあるせいか、高い壁に囲まれて、野外が見える露天ではありません。
旅の宿の楽しみは晩ご飯です。広い食堂は、掘りごたつのように床の下に足が伸ばせる造りです。
今日のお客さんは、ごくわずかです。食堂のサービス係は、男性の給仕が一人いるだけです。
鯛の刺身のカルパッチョが最初です。
カルパッチョは嫌なので、山葵醤油を頂いて、普通のお刺身の食べ方で、鯛の刺身を頂きました。
奧さんと片山正喜さんは、カルパッチョです。メインディッシュは豚肉の陶板焼きです。
片山正喜さんとのお話は、当然、沖縄の話です。といっても、片山正喜さんは、朝日会のある恩納村から、宇堅の方へ転居しているので、恩納村の詳しい話はその後知りません。
リーが死んだら、インドに行って、南インドの暑い暑い場所で、気を失うようにして、熱中症のような症状でそのまま死んでしまいたいという、ストーリーを話してくれましたが、今では少しストーリーが変わっています。
インドに行って死ぬ前に、沖縄の梅雨の時期を避けて、内地でバイクに乗って、あちらこちらを旅行するストーリーに変わっています。
寝る宿は、寝袋で、所々公共施設を使って、誰にも邪魔されない、気の向くままのバイクの旅を楽しそうに話してくれました。
一つのところにじっとしているのではなくて、道の駅を訪ねたり、ひなびた温泉に浸かったり、食べるものも泊まるところも、自分の気の向いたままの旅行です。
こんな旅行は、大学生の夏にするような旅行です。松葉博雄の学生時代に、自転車やヒッチハイク、バイクなどで、九州を巡るとか、北海道の果てまでリュック一つで行く、青春旅行の話が、あちらこちらでありました。
若いときに、うんと安い費用で、出来るだけ沢山の場所を巡り回って楽しむのは、体が丈夫だからです。歳をとって、若い人達と同じような旅行をするのは、ややしんどいかもしれません。
かつらぎの夕食をとりながら、ビールを飲んで、青春ヒッチハイクの話を聞いています。三人が一致したのは、かつらぎの食事の味付けが辛すぎる事です。
作州黒豆うどんを煮込む、鍋のおつゆは、とてもこのままでは食べられないほどの辛さです。給仕係のお兄さんにお願いして、割り湯を頂きました。
ここで、このお兄さんが、調理場に「お客さんが辛いと言っていますよ」と、ご注進するかどうかです。
給仕係のご注進を聞いて、調理人が鍋の味を確かめて、舐めてみると、うん、これは辛い、これはなんとかしないといかん、となれば、サービス改善に繋がります。
ごはんは、玄米ご飯でした。お品書きには、神田さんちの玄米ご飯と表記されています。
食事が終わって部屋に戻り、部屋でビールを頂きます。片山正喜さんは下戸で、あまりお酒は飲めません。松葉博雄は、酒屋さんで缶ビールを沢山買ってきています。
片山正喜さんは、沖縄の魚泊の滝で野点をした、あの野点のセットを、今回も持参してきています。
片山正喜さんが望んでいるのは、松葉博雄の奧さんにお手前を習うことです。ちゃんとしたお茶の作法を知らないので、奧さんが点てる、お茶をの作法を見たがっています。
部屋で奧さんが点てるお茶を、三人で静かに飲んでお手前を楽しみました。
明日も、適当な野原で、湯郷温泉の大茶会をしたいと思っています。お茶の後、またビールを飲みながら雑談です。
片山正喜さんは、飲まないので、酔っ払いがぐずぐず、同じ事を何度も何度も話す事をいやがっています。
松葉博雄は、決して酔っ払っていない!それを証拠に、明日、今日の今の話を、ちゃんと覚えておくから確認してねと、強気の発言をしました。
2013年11月1日(金)