霊山寺で、カルカッタ国立博物館の仏陀の像を見ました。
四国八十八カ所巡礼の第一番目の霊場である、霊山寺の境内を散策します。 徳島県日帰りツアー(2)
五智如来像が祀られている多宝塔です。とても古い建物で、1394~1428年の建造です。
園児達が遊んでいる橋の下には、巨大なコイが沢山泳いでいます。人が止まれば、何かくれると思い、コイは集まってきます。これは条件反射です。
さらに、本堂のある奥の方へ進んでみます。
四国徳島地方は、前日大雨が降って、お寺の境内にもまだ水たまりがありました。水たまりに足をとられないように、気をつけて本堂に進むと、振り返れば多宝塔が見えます。
本堂は薄暗く、照明の代わりに万燈の明かりが、薄暗く輝いています。なんとなく神秘的です。
この秋に産まれる、二人の孫の安産を祈願して、灯明にろうそくを立てます。
天上から沢山の万燈が吊り下げられています。ひときわ明るいのは、別格本山霊山寺の灯明です。
一番奥の方に、本尊の釈迦如来が祀られているようです。参拝できる一番近くまで行ってみます。
そのとき、脇の方に祀られていた仏陀の像があるのに気がつきました。珍しい事です。日本のお寺は、仏陀そのものを礼拝するのではなく、仏陀の教えが中国に伝わり、中国に留学した僧から、新しい宗派が起こり、さらに民衆の心を掴んだ宗派が広がっていっています。
仏教のオリジナルは、当然、ゴータマ・ブッダそのもの ですが、仏陀の像は、中国風・日本風へと変わって行っています。その中で、この霊山寺に、インドのカルカッタの博物館で見た、仏陀の像のレプリカがありました。
左がレプリカで、右がインドカルカッタの仏陀の像です。
レプリカ | インドカルカッタの仏陀の像 |
美しい仏陀の顔です。
仏教が興ったとき、仏陀そのものを像にする事は恐れ多い事と思われていたので、仏像は作られていませんでした。代わりに、車輪とか、足跡とかを礼拝していましたが、時代が経過して、仏陀そのものを像にし、礼拝するようになっています。
その初期の時代の仏陀をイメージした、優しそうな姿です。
釈迦如来像の前に立ち、両手を合わせて礼拝しました。
あまり広くない境内なので、すぐに一周できました。
もう一度、巨大なコイが泳ぐ池の傍に行くと、もう、園児達はいません。一人、松葉博雄が立ってコイを見ていると、ゆっくりと巨大なコイ達が集まってきました。
お弁当があれば、コイに分けてあげたい気持ちです。ポケットにお金はあっても、コイはお金は欲しがりません。あまり大きくない池ですが、水の流れがジェット噴水になっているので、水の流れが良く、大きなコイも飼えているようです。
2013年9月6日(木)