経営者の責務は、日常の業務の判断を下していくことです。
経営者の責務は、経営理念を定め、経営戦略を策定し、実務的判断を下して行く事です。
経営者の毎日の仕事の中に、一番多いのは来客者の対応です。来客者には、直接コンタクトレンズと関わる取引先があります。
さらに、コンタクトレンズの取引先とは、直接関係がありませんが、間接的な関係もあります。メーカーから紹介されて、お話を伺う場合です。
新しい取引先を選ぶ場合、リスクを避けるには、取引先からの紹介が安心です。取引先が信頼している企業であれば、実績とか、お付き合いでこの会社なら安心ですよという、保証を頂いたようなものです。
新しい取引先を見つける場合、インターネットで見つける場合もありますが、インターネットで見つけた場合は、新規取引先の信頼性は自分自身で判断する事になります。
友達関係で言えば、偶然知り合った友達なら、何度もあったり、付き合ってみないと、その人の価値観は分かりません。そこに紹介者がいれば、ある程度その場との価値観も類推出来るようなものです。
大きな依頼物件になれば、慎重にお話を聞く必要があります。
立場を変えれば、相手側にとっても、紹介された新規取引先が、どんな企業なのか、信頼性はあるのか、難しい事を言う相手ではないのか、金払いはいいのか、知りたいことはたくさんあると思います。
身を構えて、相手を慎重に審査するという、見え見えの対応では、相手も身を構えてしまいます。
なごやかに、柔らかい会話の中で、さりげなく質問をして、相手の不快感を誘わないように、心配りが必要です。
こうしてみれば、昔日本流の男女の出会いであった、お見合いを思い出します。
お見合いには仲人がいて、仲人さんは双方の事情に明るく、いわゆる釣書の交換をします。
一方において、いわゆる仲人口といって、とにかく縁談をまとめる為に、双方の良いことばかりを紹介して、結婚してみると、仲人口とは、まるで違っていたという結果もあったようです。
一通り、自己紹介や、期待する取引先としての描くイメージを話せば、相手企業にも伝わっていきます。社長さんの仕事は、このように、気を遣うことが沢山あります。この後は、社長さんが判断を下すことになります。
2013年6月19日(水)