査読付き投稿論文は、何を明らかにしたいのか 問題意識 仮説 検証 文字数の制限があります。

査読付き投稿論文の、文字数制限をクリアするには、まるでプロボクシングの選手が、体重の減量に苦しむような、文字の減量があります。

参考資料 学会運営ジャーナル

査読付き投稿論文の、文字数制限

大阪市立大学大学院の博士ゼミに、夕方から仕事を終わって参加しています。

これから博士論文を目指して、

研究を進める博士課程の大学院生の報告発表を聞かせてもらいます。

そろそろ夏至にかかる頃で、ゼミの教室に入っても、JR大阪駅や、

梅田界隈のオフィスビルは、まだ夕闇に包まれていません。

この時間帯は、会社帰りの人にとってみたら、帰りに一杯飲むのにとても恵まれた時間です。

出来ることなら野外で、ビアガーデンなどで、今日の仕事の話をネタに、

同僚と生ビールを飲むのには絶好の時間帯です。

図書室に寄って、最近の経済雑誌を見てみると、

週刊ダイヤモンドの巻頭特集は「投資マネー異常事態」でした。

「市場乱高下!暴れ回るバブルマネーの行方」のサブタイトルで、

アベノミクスの行方を窺う記事が目に付きます。

会社員にとって、いつか考える時がくるのは、自分自身の独立開業の可能性です。

このような需要を背景に、雑誌「アントレ」は、

「『組織の一員』から『自分で稼ぐ人』になる 40・50代「第二の人生」はじめ方・稼ぎ方」

などを記事にしています。

「会社を辞めて出会えた人生」「稼げる脳の作り方」「儲けどころ講座」など、商売でメリット

になる部分を挙げています。いつか独立を、と考えている人には、

思わず手が伸びそうな書き方です。

最近のアベノミクスによる株価の変動は、

初心者の投資家には手に負えないほどの乱高下ぶりです。

それを表しているのが「彷徨う投資マネー 乱高下の果てを読む」という表記です。

少しだけ、経済週刊誌の情報を頭に残し、教室に入ると、

今日も松葉博雄が教室には一番乗りでした。

今日の研究報告者は、今春入学の二人です。

6月頃には、松葉博雄は何をしていたのか、思い出してみると、

松葉博雄の博士課程1年目の今頃は、2007年6月の頃です。

<<2007年6月

査読付き投稿論文の作成 学会に出席してみる

この頃には、京都産業大学で開催された、

組織学会研究発表大会懇親会に初めて出席しました。

この頃は、まだ学会発表は出来ていません。

学会の雰囲気を知るために、出席していました。

<<2007年6月

査読付き投稿論文 テーマの選定

初めて、学会誌に投稿論文を書くときに、

まずテーマを決めることから始まります。

しっかりとしたテーマが必要です。

何を言いたいのか、研究の価値はあるのか、何が明らかになったのか、

このような基礎部分がある研究テーマにしなければなりません。

査読付き投稿論文作成 何を明らかにしたいのか

今日のお二人の報告を聞いて、アドバイスをするとすれば、

やはり「何が明らかになったのか」を引き出すリサーチクエスチョンです。

査読付き投稿論文作成 仮説の設定

何を明らかにしたいのかを、論理的に進めるために、

論文の全体を支えるフレームワークが必要です。

それは一般的には先行研究から、骨子となる論理を築き、

明らかにしたいことを証明するために、仮説を設けます。

報告会で発表して、多くの方から意見を聞くことで、

視野が広がる、気が付かなかったことを指摘される、

より深い考え方に気付くことがあります。

反面、あれもこれも、たくさんの意見を聞くことで、

どうしていいのやら、ますます迷って、整理がつかなくなることもあります。

どちらがいいのか、結果次第です。

出来るだけ早く、博士論文を完成させるためには、

まずは、博士論文の核となる、査読付き投稿論文を書き上げ、

採択されるように、精度を高めることです。

査読付き投稿論文作成 タイムスケジュール

歩んできた道を振り返ってみれば、タイムスケジュールもありました。

夏休みが近づき、秋には第1本目の査読付き投稿論文を書くために、

投稿先の学会に、報告発表をする頃になります。

査読付き投稿論文作成 無駄な文章を削ぎ落とす

2万文字位の、制限された論文の中で、リサーチクエスチョンから始まり、

先行研究、仮説を書き、そしてストーリーを組んで、

論理的に展開して、データを示して、仮説を検証して、考察を書き上げるには、

無駄な文章を削ぎ落とすことが必要です。

松葉博雄の場合は、プロボクシングの選手が、

ギリギリの体重リミットまで絞るように、

文章の減量にも苦しみました。

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2013年6月17日(月)