高砂市内六社巡りです。
高砂市内六社とは、生石(おうしこ)神社、曽根天満宮、高砂神社、鹿嶋神社、大塩天満宮、新井神社の六社です。 姫路・高砂ツアー(2)
高砂市内六社巡りは、鹿嶋神社を終え、大塩天満宮にお詣りします。
高砂市に、六社巡りがあることを知ったのは、鹿嶋神社にお詣りしたときです。その気になって、高砂市内六社巡りです。順番は、行き当たりばったりの六社巡りです。今日、最初に着いたのは、大塩天満宮です。
大塩天満宮の御祭神は菅原道真公です。
菅原道真が大宰府に左遷される途上で氏子地域に立ち寄ったことを由縁に、天神山(円山)山麓、旧大塩村(大塩町)字伊屋ヶ谷の伊屋明神(天穂日命、大己貴命)に菅公を奉祀するようになったそうです。
菅原道真と言えば、『東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな(初出の「拾遺和歌集 」による表記。後世、「春な忘れそ」とも書かれるようになった)』です。その梅の花は、大抵の天満宮に植えられています。
大塩の天満宮には梅の花はあるでしょうか?
ありました。境内の入り口と、奥の本殿のわきに、梅の花が咲いていました。
では、学問の神様といわれる道真公にあやかって、孫達の勉学が進むようにお詣りしてきます。
大きな山門をくぐり抜け、石畳を踏みしめて、本殿に向かいます。
近づくにつれ、とても立派な本殿が目の前に迫ってきます。もう受験シーズンはほぼ終っていますが、受験生の子を持つ親は、きっと今年の寒い中、お札をもらいにお詣りに来たと思います。
本殿に近づくと、天満宮の家紋の梅がくっきりと見えてきました。
本殿に上がり、お賽銭をお賽銭箱に入れて、勉学が上手くいきますようにと、お願いしました。
本殿のわきに紅梅がありました。近くに行って写真をとります。
今が盛りの紅梅が東風にあおられて、梅の香りを西に運んでいるでしょうか。
もう一つ、天満宮といえば牛です。天満宮に限らず、これまでお詣りしたお寺には、牛の石像が多く見受けられました。これは、仏教がインドから伝わった事から、インドのヒンズー教では、牛を聖なる生き物としてお祀りしている考えが一緒に伝わって来たのでしょうか。
調べてみると、
①道真公が丑年生まれだから
②道真が暗殺されそうになったとき道真の飼い牛が危難を救ったから
③道真の遺体を牛車に乗せて墓所に運ぼうとしたら、牛が座り込んで動かなくなった
このような説がありました。
いずれが本当か、後世の人には分からなくても、お詣りする人は、『イワシの頭も信心から』といわれるように、牛の像にも手でこすり、牛にお願いしている姿が見受けられます。
2013年3月14日(木)