利益相反関係か、利益の互恵関係か、資金の流れを見ると分かります。
利益相反関係は、一方が増えると、他方は減る関係です。利益互恵関係は、WIN WINの関係です。月末の支払いの後は泰記で昼食をとりました。
利益相反関係が普通のビジネスです。買った方はお金を払い、売った方にはお金が入ってきます。利益互恵関係は、どちらにもお金が入ってきます。
支払日です。今年最後の支払日です。支払日には、会社に貯まったお金がどんどん出て行きます。しかし、集金に来る側から見ると、考えは違います。支払いを受けると、持って帰って入金し、その結果、その会社のお金は増える事になります。
このように一方が上がれば、他方が下がるという関係を、相反関係といいます。この反対は、一方が上がれば他方も上がるという関係です。
これを可能にしているのがメニコンのメルスプランです。メルスプランの会員が増えると、メニコンも収益があがり、加盟店も収益があがり、お互いが互恵関係になります。
こんな話をメニコンの森山久部長と、菊川紀幸課長と、白井大貴さんと話しています。
森山久部長は、1995年の阪神淡路大震災の後に、さんプラザコンタクトレンズの担当になり、その後あちこちの支店をまわって、再び我が社の担当になった時には、部長さんになっていました。
午前中に多くの取引先に支払いを済ませると、もう大体大きな支払いは終わり、これで肩の荷が降りました。
企業経営にとって惨めなのは、取引先に仕入れ代金が払えない、社員の皆さんにお給料が払えない、銀行の振り込みのお金がないといった状況です。
こんな状況にならずに、今年2012年の年末を迎えています。
第46回総選挙の結果、安倍自民党政権が誕生するという事で、株価はあがり、円相場は円安になっています。
株価の上昇は、企業にも、個人の家計にも、なんだか懐が温かい安堵感を生んでいます。実際は所有株数は変わっていないのに、評価額は上がり、上がった分だけなんだかゆとりが生まれます。
この安倍相場はいつまで続くのでしょうか?センタープラザの地下の中華料理店泰記でビジネスランチをしながら、もっぱら政権交代による市場環境の明るさについて話しています。
というのも、不景気が続けば、コンタクトレンズの装用者は節約志向が強まり、コンプライアンスに反して、1dayを2dayや3dayに延長して使う心配があります。
2weekだと、3week、4weekになりかねません。装用者は一見得したと思っても、誤ったレンズの装用が眼障害に繋がるかもしれないというリスクがあるのです。
冬至が過ぎると、夜が短くなり、昼が長くなります。一陽来復というように、この先少しずつコンタクトレンズ市場も、薄明かりが差し、段々と日が照ってくることを期待します。
ビジネスランチを食べながら、きっと年が明けると良くなると、肯きながら食べ終わりました。
2012年12月25日(火)