日本企業の特徴です。辞令一つで、数日間で転勤です。転勤は、家族を巻き込む一大事件です。
ボシュロムの中田和利さんより転勤のご挨拶がありました。
日本企業の特徴です。辞令一つで、数日間で転勤です。転勤は、家族を巻き込む一大事件です。親の転勤で、子どもも見知らぬ地域へ転校して、友達と離ればなれになることもあり得ます。
いつものように月末は支払日です。その支払日に、「ちょっといいですか?」と、かしこまった顔をして、ボシュロムの中田和利さんが話を切り出しました。思わず、「辞めるんですか?」と尋ねると、「違います。転勤です」と言われ、それなら安心です。
そんな切り出しで、ボシュロム社のグループマネージャー 中田和利さんが転勤の為にご挨拶に来られました。
会社員にとって、転勤は家族を巻き込む一大事件です。日本企業なら当たり前のような転勤ですが、中には家族が離ればなれで暮らす、単身赴任ということもあります。外資のボシュロム社はアメリカの企業なので、アメリカではこんな、家族を切り離す転勤制度なんてあるのでしょうか?
中田和利さんは大阪勤務が15年にもなり、こんなに長く同じ地域で勤務できたのはラッキーだったとの感想です。
担当者の交代はよくある事ですが、社長の交代がしょっちゅうあると困ります。社長が交代すると経営理念が変わってきます。経営理念の浸透には長い期間が必要です。その浸透が会社の隅々にまで行き渡り、取引先にまで伝わってくるには、5年10年は必要です。
中田和利さんよりも、もっと長いお付き合いとなっているのは嶋岡邦寿さんです。松葉博雄の長男が中学生の頃、一緒にゴルフコンペをした思い出があります。
毎年、真夏の最も暑い頃、8月の中旬に、耐暑ゴルフ大会をしていました。ゴルフが終わると、プールに入って、水泳競技大会をした思い出があります。ビジネスを永らくしていると、いろいろな人と人の繋がりが広がり、思い出が積もってきます。
中田和利さんは、転勤となると、神戸の風景もしばらく見られません。神戸の街並みを記憶に残すように、感慨深げにしばしメモリーに焼き付けていました。
2012年9月28日(金)