ジョンソン・エンド・ジョンソン社 戦略的マーケティング責任者 森村純部長の表敬訪問
ジョンソン・エンド・ジョンソン社の戦略的マーケティングの責任者の 森村純さんの意見を聞く事ができました。
ジョンソン・エンド・ジョンソン社の戦略的マーケティング
ジョンソン・エンド・ジョンソン社の戦略的マーケティングは、
新しい取り組みが為されています。
その戦略的マーケティングの要旨を聞く事ができました。
『組織は戦略に従う』
と言われています(アルフレッド・D・チャンドラーJr. )。
デイビッド・R・スミス社長の下で、
新しい戦略が決定され、新しい組織が築かれ、
戦略的マーケティングが始まっています。
理論で学んだ事と、実務・実践で行われている
マーケティングの両面からの研究が出来ました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの法人営業部長の安田勇一さんと、
デジタル・アンド・ストラテジックプランニング部
ディレクターの森村純さん、
営業本部長の塚田正之さん、
ディストリクトマネージャーの梶芳学さんが、
ジョンソン・エンド・ジョンソン社の
新しいマーケティングについて、
意見交換に来られました。
1991年から我が国に使い捨てレンズが登場し、
その後、使い捨てレンズは、どんどん普及し、
今日ではコンタクトレンズのおよそ90%が、
使い捨てレンズになっています。
使い捨てレンズを販売するメーカーにとっては、
高い普及率になって、市場が成熟化しています。
将来的には若年層の人口は減少傾向で、
ユーザーの伸びは期待できません。
使い捨てレンズが普及するに従って商品性が強くなり、
コンタクトレンズの持つ特性である、
医療性の認識がだんだん薄れ、
むしろ日用品的な認識が広がり、
高度管理医療器機なのに、
コンタクトレンズがコモディティ化しています。
そうなると、医療用具として、正しいケアと使用方法を守る、
コンプライアンスの低下が心配になってきました。
一つの例が、対面販売以外で
購入する割合が増えている事です。
対面販売の場合は、継続的に購入する機会に、
コンプライアンスについて注意・警告する事ができます。
そこで、ジョンソン・エンド・ジョンソンとしては、
新しい経営戦略が必要となってきます。
使い捨てコンタクトレンズを使う装用者への
①目の健康管理
②販売店との協働
③自社レンズのエンドユーザーの購買データ管理
④ユーザーへのコンプライアンスの呼びかけ、
などの新しい戦略的マーケティング手法について、
意見交換がありました。
2012年2月27日(月)