ここでもビールです。異人館のカフェでもビールです。
ここでもビールです。座るとビールです。金城家の神戸訪問(4)
ここでもビールです。異人館のカフェでは、甘いものしかありません。辛党には、ここでもビールです。
休憩の為に入ったのは、旧英国館の脇に立てられている小さなカフェです。このカフェは、元々は英国館に勤めるメイドさんの為の部屋だったそうです。座るとここでもビールです。
窓から見える景色は、異人館と異人館を僅かなスペースを南北に張りし抜ける狭くて急な昔からの北野町に、あちらこちらに残っている坂道です。
松葉博雄も、学生の時にこの坂道を何度も登ったことを思い出します。あの頃は、北野町の異人館ブームが始まる前のことで、普通の生活がここにはありました。
カフェのマダムの言うことには、北野町の昔から残っている路地のような坂は、最近ではポスターや写真を撮りに、モデルを連れて撮影に来る人が多いそうです。
それならクレアちゃんとイオンちゃんをモデルに使って、写真に撮ろうと言うことになりました。クレアちゃんは、イヤださんのモデルです。イオンちゃんは、ダメださんのモデルです。
二人とも、二言目には「イヤだ」と「ダメだ」を注意を受ける度に言っています。イヤださんとダメださんのモデルに決まると、二人は張り切って坂道でポーズをとってくれました。
カフェのマダムが、サービスに北野美術館の無料チケットをくれたので、子ども達の写真を撮っている間に、ご婦人達は北野美術館に行っています。後から追いついて外で待っていると、1月の神戸の街の風は冷たく、気温は低く、握った拳をポケットに入れて、じっと外で待っています。
もう少し上の方に歩いて行ってみると、北野町東公園がありました。この辺りには車は入れません。これなら子どもを遊ばせるにはいい場所です。
少し横の路地を入ってみると、観光客相手にお土産や、雑貨品を壁にかけて売っています。この辺りの結婚式と披露宴を、貸し切りで行う異人館に招待されたことがあります。
金城伊吹さんは、北野町の建物に感動していたので、少し皆と離れて、松葉博雄が北野町の路地の奥の方まで案内しました。
沖縄にはない文化です。沖縄の基地の中には、アメリカ風の建物がありますが、古い木造建築の異人館は、コンクリートの作りとは味わいが違います。
しきりに、「いいな、素晴らしいわ」と繰り返して、もっとゆっくり見て回りたいようですが、少し下の方には、もう三宮の方に移動しようという空気が出来ているので、そうのんびりとは異人館巡りをできません。
シティーループバスにまた乗って、始発のハーバーランドまで乗っていると、ここで10分休憩です。この間、子ども達はトイレに行きたくなって、車掌さんにお願いすると、本当は1回バスから降りると、切符を買い直してもらわないといけないそうです。
でも、特別の計らいでトイレに行く為にバスを降りても、またそのまま乗せてあげると好意を示してくれました。
なんだか、当たり前のような事ですが、今日は特別にと言われると、つい「ありがとうございます」と思ってしまいます。
一回りして、センター街の入り口で降りて、さんプラザコンタクトレンズの1階店に向かいます。ここで、アンパンマンと一緒に三人娘は写真に収まります。
次に、3階のコンタクトレンズとメガネの本店に上がり、外から店舗見学をします。外から見て、さんプラザコンタクトレンズが広い事に驚いています。
金城千賀子さんは、神戸訪問にあたり、沖縄の那覇空港から、前回も送って頂いた「べにいもたると」を5箱とその他のお土産を、さんプラザコンタクトレンズの社員の方へと、持参して頂いて、気遣いをしてくれていました。さっそく今日、皆さんでいただきます。
2012年1月16日(月)