淡路島 東山寺へもみじ狩り 東山寺の周辺は山里です。もみじの山里に来ました。
東山寺へもみじ狩り 東山寺の周辺は山里です。もみじの山里に来ました。山里に来ました。山里は、紅葉の時期を迎え。 淡路島へ紅葉狩(3)
東山寺へもみじ狩り
山里に来ました。山里は、紅葉の時期を迎え、冬になると、
もっと山里は寂しくなります。そこで思い出すのは、古今集の歌です。
山里(やまざと)は 冬ぞ寂しさ まさりける
人目(ひとめ)も草も かれぬと思へば
源宗于朝臣 『古今集』
山里です。石段を手すりにつかまり、こけないように、
躓かないように注意して上がり終えると、
目前に本堂と付随するお堂が整然と建ち並んでいます。
砂利は、掃き清められ、高野山を思わせる、
真言宗のお寺の様相が伝わって来ます。
おやっと気付かされたのは、掲示された高野山真言宗の教えです。
「腹が立つのは 相手が悪いからではなく
腹を立てる 自分があるからだと 思って生きてみよう」
なるほどなぁ。 そういえば、自然なものに対して腹を立てる事はあまりないし、
腹を立てる時、大抵は誰かに対して、自分以外の他人に対して、
腹を立てている事に気が付きます。
東山寺に納められている仏像は、
平安時代のもので重要文化財に指定されています。
この仏像の由来は、明治の廃仏毀釈の時に、
京都の石清水八幡宮護国寺からこのお寺に遷されたそうです。
山里の境内には藤棚があり、5月中旬頃には見事な藤が咲く事でしょう。
藤棚には、太陽の光を遮る役割があるのか、
藤棚の下に、いくつものベンチがあり、
そのベンチの背もたれに、「淡路市善意銀行」の表示がありました。
善意銀行は各地にあります。
個人の場合は、善意銀行に預託金(品)を送ると、
最も適した払出先を厳正・公平に審査し、相手先へ善意を届けてくれます。
法人の場合は、善意は寄付金として、
損金算入の処理をして頂けるそうです。
見つけました。 東山寺のもみじ祭のポスターがありました。
日時は、2011年11月23日(水・祝)です。
このお祭りの日には、
たこ焼き・うどん・炊き込みご飯・お抹茶・長澤地区特産物の販売などが、
この山里で賑やかに行われるそうです。
本堂の正面に、空海をお祀りする仏壇が設置されています。
お詣りをした後、左側の方向に廻ってみると、
御大師様の木造が祀られています。
信者の皆さんがよく磨いているのか、艶光りしています。
淡路島全島でも、四国全島でも、関西地区全体でも、
あちらこちらに御大師様が建てたといわれるお寺が沢山います。
有名のは、四国八十八寺です。
松葉博雄の奥さんは、鐘楼に歩み寄って、
鐘付き棒のロープをしっかり引いて、力いっぱい鐘を打ちました。
今まで静かだった山里の東光寺の境内に、静寂を打ち破る鐘の音が轟き渡り、
驚いた小鳥は枝から飛び立って行きました。
重要文化財の仏像は、この建物の中に納められているようです。
仏像は700円の拝観料を払うと見る事ができます。
山と山が重なり合う、山里のわずかな山裾の土地に、
沢山の人の努力で石が積まれ、お堂が建てられ、仏像が安置されています。
少し視線を山の方に移してみると、山の樹木の中にも、
紅葉した楓が見つかります。
静かな静かな山里の中で、昔はきっと修行が出来たことだと思います。
2011年12月1日(木)