ライン川は国際河川です。 ドイツ人 ライン河「父なる河」ドイツ旅行記(24)
あんな船こんな船:ライン川は国際河川です。川の半分はドイツを流れ、色々な船が航行しています。あんな船もこんな船も見ました。ドイツ旅行記(24)
あんな船もあります。こんな船に乗りました。
ライン川には多くの船が航行しています。
ライン川は国際河川です。
ライン川は、川といっても日本の川の常識とは大きさが全然違います。
全長1233kmになり、約半分をドイツを流れます。
ドナウ川と同じく外国の河川が自由に運行しています。
上流はスイス、アルプスのトーマ湖からはじまります。
下流の方は川幅がとても広く穏やかなため、このように船が行ったり来たりします。
コンテナをたくさん乗せた貨物船が川を行く姿は、日本では想像のつかないことです。
国際河川なので、外国の船が行ったり来たりできます。
ドイツ人はこの川を「父なる川(Vater Rhein)」と呼んでいます。
ドイツのライン川に面した主な都市は、マンハイム、マインツ、コブレンツ、ボン、ケルンです。
ライン川下りで松葉博雄が乗った船のKD社は「ケルン・デュッセルドルフ汽船」の略です。
すれ違う船は、観光船が多かったように思います。
川の途中には、町や村ごとに船着場があり、船着場は街に面しています。
ライン川は、基本的には大型の船が航行できる深さがありますが、ところどころ浅い場所があるため、そこにはブイを浮かべて船の目印にしています。
大きな客船の手前に、簡易なゴムボートまでいます。
ジェットスキーで遊んでいる人も居ました。
A ROSA AQUA号はバラの花びらが船体に描かれています。
全長135メートル幅12メートルの長くて大きな船です。
船会社が、自社専用の桟橋を持っています。バス停のように、1つ1つ停まって、乗客を乗せたり、乗客を降ろしたりしています。
こちらは、黒い砂を運んでいる船です。ライン川の川を、KD社の船は、遡上しています。
川の流れに逆らって、水の抵抗を受けているのですが、川の流れはそれ程強い流れではありません。
岸辺には、コンクリートで覆った護岸工事がないので、自然に川と陸が解け合っています。
こちらのLIESVELD-N号は、車も乗っています。
ドイツでライン川を利用して、古くから物資の輸送をしていましたが、振り返って日本はどうだったのでしょうか?日本にも、たくさんの一級河川があります。
物資を運んだ河川としては、京都-大阪の淀川の水系があります。
川を使って物資を運ぶのは、大量に運べて便利なのですが、江戸幕府は、幕藩体制維持の為、大きな船を作ることを禁止していました。
軍事用に利用されることを恐れたのです。
そのため、せいぜい三十石船くらいの船で行き来していました。
RHEINKRONE号は全長40mほどの小型船です。
船から、両岸を見るのも、美しい景観で、結構ですが、岸辺のお城から、行き来する船を見るのも、きっと美しい景観だと想像します。
2011年7月10日(日)