事業システム戦略・競争優位を得る2つのレベルの差別化 メニコンメルスプランの事例研究
事業システム戦略は、競争優位を得る2つのレベルの差別化で、分析 メニコンメルスプランの事例研究
競争優位を得る2つのレベルの差別化
事業システム戦略は、
競争優位を得る2つのレベルの差別化で分析できます。
事業システム戦略を使った経営戦略論について、
メルスプランの具体的な事例を挙げて発表します。
今日は、客員研究員の研究活動の日です。
いつもの通り、梅田駅から
大阪市立大学文化交流センターへ向かいます。
前回のゼミから少し時間が空いているので、
新しい本を探しています。
本のタイトルによく見るのは「経済再生」です。
今日は、松葉博雄が発表する日です。
まだ誰も来ていないうちに、
発表のための準備を始めます。
パソコンにパワーポイントのデータを落として、
スクリーンにちゃんと表示されるかテストです。
メニコンのメルスプランを研究テーマ
今日の発表は、会員数が90万人を超えた
メニコンのメルスプランを研究テーマにしています。
準備をしていると、谷田明夫さんがやって来て、
準備を手伝ってくれました。
経営戦略の中に、
事業システム戦略があります。
事業システム戦略は、
神戸大学の加護野忠男教授を中心とした学派の戦略概念です。
競争優位を得るには、2つのレベルの差別化があります。
1.商品サービスの差別化で、
2.事業の仕組みの差別化です。
商品サービスの差別化は、
目立って、目に見えて、マネがし易く、
競争優位が長続きしにくいことがあります。
例えば、電気製品なら、
競争企業は製品を買ってきて、
製品をバラして、真似をすることになります。
これに対して、
事業の仕組みの差別化は、
目立たない、真似がしにくい、
競争優位が続きやすいと言う特徴があります。
このような事業システム戦略の考えを分析フレームにして、
メニコンの定額会員制メルスプランを、研究しています。
まとめ
コンタクトレンズ業界を、
経営学研究の範囲に入れて、経営戦略を分析するアプローチは、
先行研究がほとんどなく、松葉博雄は先行研究の蓄積に努めています。
発表の後、明石芳彦先生、小沢貴文先生、新藤晴臣先生から、
研究発表に対するコメントを頂いて、
ご意見・アドバイスを論文作成時に採り入れていきます。
2011年6月13日(月)