歌謡曲のオールディーズを聴きながら、季節の食材を使ったお寿司を頂いています。

双葉寿司 阪急六甲店と、双葉寿司 阪急三宮西口店は、あまり関係がないようです。

阪急六甲駅の近くで、晩ご飯を食べるお店を探しています。普段、歩かない場所を、松葉博雄は奥さんと一緒に歩いて、双葉寿司 阪急六甲店にたどり着きました。

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双葉寿司 阪急六甲店に入ったのは、阪急三ノ宮駅西口に、双葉寿司があって、双葉寿司にはしょっちゅう行っているからです。

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双葉寿司 阪急六甲店に入ると、板前さんが一人で忙しそうに寿司を握っています。

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カウンター席に座り、注文を聞きにきた板前さんに、「ここは、双葉寿司の三ノ宮店のグループですか?」と、一番に確認しました。

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少し言葉を濁して、関係のないわけでもないけれど、はっきり関係があるわけでもないようで、一時関係があったのが、離れたような感じでした。

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アサヒスーパードライの生を注文し、奥さんと乾杯します。嬉しかったのは、ビアグラスが、双葉寿司三ノ宮店よりも、大きく分厚いグラスで、よく冷えていた事です。

生の中グラスを生中と言いますが、この基準は曖昧で、お店事に、生中のサイズが違う事があります。ところが、値段は、ほぼ500円で、値段は統一しながら、容量が変わるのは、公正取引委員会に注意してもらいたい気持ちです。

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生ビールを頂きながら、目の前にある、鱧(ハモ)の湯引きが目について、ビールのアテに、鱧の皿盛りを頂きます(900円)。初夏の頃に美味しいのが、ハモの梅肉です。

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鱧(ハモ)はウナギのような魚ですが、歯は犬歯のように鋭い大型の肉食魚です。鱧という名前は、大きな口と鋭い歯で「噛みつく(食む)」が変化して、鱧と呼ばれるようになったそうです。

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梅肉は、やや薄めた、梅肉の濃度の低いタレのような梅肉でした。

聞こえてくる音楽は、かなり昔の曲で、調子のよいウキウキする曲は、春日八郎の「お富さん」でした。お富さんに合わせて、リズムをとっているお客さんは、かなり年配者です。神田川の曲もかかっています。歌謡曲のオールディーズのようです。

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カウンター席に座って、板前さんの手捌きを、すぐ側で見る事ができました。板前さんの右脇に、寿司米を箱に入れて置いています。右手でシャリを握りながら、左手を使って、魚をつまみ、寿司を握っています。

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そうなると、これは、サウスポーなのでしょうか?更に、注意深く見ていると、包丁を握って刺身を切る時は、右手を使っていました。

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松葉博雄がビールを飲んで、奥さんは、赤だし(200円)を注文して、お寿司を頂いていると、段々とお客さんが増えて来ました。カウンター席はほぼいっぱいです。

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板前さんは、それぞれの注文を聞きながら、顔なじみのお客さんとは会話をして、手を休めることはありません。感心したのは、一人一人のお客さんの注文を、受注順に、適確に作って行き、注文したお客様に差し出す、職人技です。

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中でも、会話をしながら、注文をこなしていく記憶力です。料理に熱中しながら、お客さんの話に相づちを打って、板前さんの奥さんに、次の料理の準備の指示をしながら、ハマチをどのくらいの厚さで切るか、うにをどのくらい使うか、頭の中で料金と食材が釣り合うように、ちゃんと考えています。

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流行っているようでも、3時間もお客さんが来ない日もあるようで、回転寿司屋さんの方が、よく流行ると言う、弱気な発言もありました。

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双葉寿司の店頭には、外から持ち帰りのお寿司を注文できるように、「おみやげ売り場」も用意されています。

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三ノ宮の双葉寿司と、お店のロゴはほぼ同じです。直接、お店のオーナーに尋ねたので、三ノ宮双葉寿司との繋がりは、あるようなないような曖昧でした。

2011年6月11日(土)