たつの市三津町黒崎とは、新舞子浜でした。
日帰り温泉ツアーは、新舞子浜に面するお風呂でした。たつの市でグルメと温泉(2)
日帰り温泉ツアーと思っていましたが、サービス係の女性に、潮里の温泉は、天然温泉ですか?と、尋ねると、「この辺で温泉は、赤穂まで行かないとありません。」と言われてしまいました。
そういえば、綾部山の近くに、国民宿舎「新舞子荘」があって、そこの温泉は、準天然温泉と書いていました。準天然温泉とは、地下からわき出す天然温泉ではなく、天然温泉に含まれた含有物をくぐらせて温泉を作っています。
そうなると潮里は、準天然温泉でもないようです。つまり、今日の近隣ツアーは、温泉ツアーではなくなってしまいました。
懐石料理を頂いたあとは、お風呂に入ります。平日のお昼間だったので、貸し切りでした。新舞子荘で見た景色と、よく似ています。
露天風呂からは、すぐ海が見えます。沖縄のような白い砂浜ではありませんが、岩場に穏やかな波が寄せ、太陽の光に照らされてキラキラと輝き、なかなか風情のある景色が広がります。
お風呂から見て、左側の播磨灘の向こうに、家島が見えます。
今日は、初めての懐石宿「潮里」の利用ですが、別棟があるようで、料金表を見れば、露天風呂付き客室と露天風呂付き離れが用意されています。元皇族の別荘を改築した由緒正しい落ち着きがある別棟が、外からも見えました。
懐石宿「潮里」を出て、次の目的地へ向かいます。道路に柵があり、そのすぐ下には播磨灘があります。
200メートルほど、海に沿って、右の方向へ進むと、何度も来たことのある駅舎風の土産物屋「海岸物語」の建物がありました。
ビーチハウス「海岸物語」から、海に向かって左方向に進めば、今日の懐石宿「潮里」があったのです。位置関係が分かれば、なんだ、そうだったのかと納得です。
今日は風の強い日で、3月も下旬だと言うのに、防寒着がないと寒いほどの外気の温度で、松林を歩いてみようと思っても、寒くて、寒くて仕方がありません。
この松林の松を剪定している時にも、ここに来ています。
中学生の部活のような団体の生徒達が、先生に引率されて、この近くの宿を利用していたようです。宿の女将さんに、隊列を組んで、お礼を生徒の代表が言っていました。
この新舞子浜は、4月5月には、潮干狩りが開催されます。先ほどの宿のサービス係の女性に尋ねると、潮干狩りの頃は、入場料1,000円から1,500円で、あさりが獲れます。
もちろん、あさりがそんなにいる訳がなく、前の日の晩に、よそから買って来たあさりを、新舞子浜に撒いておき、何も知らない家族連れは、あさりが獲れた獲れたと、喜ぶような設計になっています。
2011年3月24日(木)
赤穂温泉 潮彩きらら 祥吉への日帰りツアー(3)
グルメ、日帰りツアー、温泉には、制限時間があります。
まず、グルメからはじまり、食べ終わった頃には、残り時間を気にして、温泉に向かいます。
赤穂温泉 潮彩きらら 祥吉のリーフレットでは、季節料理の御昼食ブランがあります。
春夏秋冬いつきても、赤穂の季節料理がいただけるようです。
「赤穂温泉 潮彩きらら 祥吉」の温泉は、ホテルの地下3階の表示がある場所に降りていきます。地下と言っても、地上でした。
「ひと風呂の間に温泉たまごを」という立て看板がありました。
生卵は売店で販売されていて、約20分でたまごが茹で上がるそうです。
湯温は、80度以上もあるそうで、相当な熱湯です。
すぐ向こうには、海が広がっているので、たぶん温泉水は、海水の味がすると思います。
露天風呂では、やや日差しの暑い太陽の直射があり、露天風呂に入っていても、日に焼けそうです。
頭は太陽で照らされ、温泉の温度で身体を暖められると、いささか、熱でふらっとしてきます。水風呂が、用意されています。
手を浸けてみると、冷たいので、水風呂は見送ります。
小さいサウナがあり、入ってみました。砂時計が壁にかかっていて、砂時計の上下を入れ替えて、砂時計が終わるまで、サウナでがんばってみるつもりでしたが、暑くてたまらず、途中で出てきました。
日帰り グルメ 温泉ツアーには、今日は客数が少なくて、お風呂も独占状態でした。
平日なのでお客さんが少ないのでしょうか?
赤穂温泉は、日生とも近く、別荘地帯なので、まだまだ別荘のリフォームや、旅館の改装工事が、あちらこちらで目につきました。
赤穂温泉 潮彩きらら 祥吉ホテルから、制限時間が終わって、ホテルを出て、周囲を車でドライブします。
赤穂といえば、塩田です。
その昔、塩を作るのは、田んぼのような平たい土地に潮水を引き、砂地に、潮水を撒き、乾燥させて塩分濃度を高め、塩釜でゆで、塩の結晶を抽出していました。
このため、塩を作るには、土地がたくさん必要です。今で言う、装置産業です。
かなりの、装置と人手が必要なのです。誰でも、塩が作れるわけでもなく、大百姓が育ってきています。
その塩の大百姓が、赤穂では田淵家です。赤穂市立美術工芸館 田淵記念館に、行くと、当時のことがよくわかります。入場料は大人200円です。
塩作りだけでなく、大百姓として、田淵家が集めた文化財、赤穂の殿様を接待した、食器類、などが展示されています。
2010年5月27日(木)
赤穂温泉 潮彩きらら 祥吉への日帰りツアー(4)
「赤穂市立田淵記念館」に到着しました。
入館料は、大人ひとり200円です。「田淵記念館」は、平成6年に田淵家より美術品・古文書類が赤穂市に寄贈されて、それを展示保存する施設として、平成9年10月に開館しました。
収蔵品は、茶道具、日本が、書、婚礼道具、蹴鞠道具など、多岐にわたっています。
バスツアーで、「田淵記念館」を訪れたと思われる、団体の方が一緒でした。このバスツアー客の皆さんは、「田淵記念館」を見た後は、隣の田淵家に入って行きました。
「田淵記念館」の隣に、田淵さんのお家が続いているのです。
最初、門は閉まっていましたが、バスツアーの代表の方が、呼び鈴を押して、会話の後、門が開き、バスツアーの皆さんは、田淵家のお家の中に入っていきました。
松葉博雄と奥さんは、「私も入りたいなぁ」といった顔が、代表者の人に読まれたのか、代表者の人は、「すまんねぇ」と、ひとこと言って、門扉を閉めました。
何らかの繋がりがあって、田淵家の私邸の扉が開いたのだと思います。
どういう繋がりなのか、気になります。
ただのバスツアーではないように思います。
田淵家の私邸を訪れたいという、未練は早めに捨てて、次に、リーフレットに記載されている、赤穂市の有名な「樽鮮魚店」の前に車を停め、お店に入って行きます。
店を仕切っているのは、包丁を握っているご主人です。
お店の中には、赤穂の魚だけでなく、北海道から届いたと思われる、海産物も山積みになっています。
店のご主人に、欲しい商品を指さして、注文をしてみました。
ところが、「樽鮮魚店」は、売り切れごめんの状態で、ほとんどの商品は、完売だそうです。
メバルがあるので、これはと指さしてみると、「このメバルは、メバルのようでメバルでない、似非メバルで、味が悪く、とてもお客様に売れるメバルではないので、今晩の晩ご飯に使う、自家用です」と言われ、メバルにも、似非メバルがあるとは知りませんでした。
何とか買えたのは、干物類です。
出汁用の煮干し、ちりめんじゃこ、味付けスルメ、生鮮食品では、アサリが残っていました。
お店の壁には、「何もかもが値上がりです。できるだけご注文下さいね」と表示があります。なんで、何もかも値上がりしているのでしょうか?
値上がりしていても、ほとんどの鮮魚類が完売とは、すごいなぁと思いました。積み上げているトロ箱を見ても、必ずしも地元のものばかりではないようです。
そうなると、仕入れが上手なのでしょうか?気持ちは赤穂産のメバルやアコウ、お刺身の盛り合わせなどを、今晩の晩ご飯のつもりに考えていました。残念でした。
2010年5月27日(木)