淡路市 岩屋 社長の朝ごはん 昨夜の鍋の出汁を使って、贅沢なめこ雑炊
淡路市岩屋 社長の朝ごはん 昨夜の鍋の出汁を使って、贅沢なめこ雑炊
社長の朝ごはんは、やっぱり和食になる
雑誌『PRESIDENT』では、
かつて「社長の朝ごはん」が
特集として組まれるほど、
経営者の食習慣は多くの人の
関心を集めているようです。
毎朝、同じメニューを欠かさず食べる
――そんな“定番主義”の方も少なくありません。
健康管理や生活リズムの面から見ても、
とても理にかなった習慣だと思います。
一方で、私の場合は少し違います。
トーストとコーヒーでは始まらない朝
私の朝ごはんは、ほぼ和食。
トーストとコーヒーで済ませる、
というわけにはいきません。
小学生の頃、

写真出所:共同通信社
アメリカのガリオア・エロア資金援助による給食は
コッペパンと脱脂粉乳ミルクで
いつも残して、先生に注意を受けました。
今でも食の嗜好として、
はっきり残っています。
和食の朝ごはんは、正直、手間がかかる

和食中心の朝ごはんは、
用意する側にとっては
決して楽ではありません。
それを支えてくれているのは、
言うまでもなく奥さんの存在です。
すべてを一から作るわけではなく、
前の晩の残りを上手に活かすことも多々あります。

それもまた、家庭の知恵であり、
無理のない続け方だと思っています。
今朝は、昨夜の贅沢鍋から生まれた雑炊

さて、今朝の朝ごはんは――
昨夜のあんこう鍋の出汁を使った雑炊です。
(※過去記事:沖縄直送 生きたクルマエビとあんこう鍋)
具材は、冷蔵庫にあったものを中心に。
なめこ
- 生卵
油揚げ
春菊
そして、昨夜の残りのあんこう

食卓にコンロをセットし、
その場で雑炊を仕上げます。
熱々を食べる、それだけで贅沢な朝

出汁で具材を煮込み、
卵を落として蓋をし、少し蒸らす。
最後に春菊を加え、
自家製の柚子をぎゅっと絞れば完成です。

味付けはポン酢で、好みの加減に。
寒い朝、
身体の芯から温まる食事を、熱々で食べられる。
それだけで、十分すぎるほどの贅沢だと感じます。

丸ごとのトマトと、ささやかな気遣い

私がトマトを丸かじりするのが
好きなことを知って、
奥さんは今朝も、
トマトを一個、丸ごと用意してくれていました。
こうした何気ない気遣いが、
朝の食卓を、より豊かな時間にしてくれます。

朝ごはんは、体調と気分に耳を澄ます時間

忙しい毎日の中だからこそ、
その日の体調や気分に少しだけ意識を向ける。
「今日は何が食べたいか」
「身体は何を欲しているか」
朝ごはんは、
一日を気持ちよく始めるための
小さな対話の時間なのかもしれません。
そんなことを、
今朝の雑炊を前に、ふと思いました。
