淡路島七福神巡りーー淡路島を七福神が乗る宝船に見立て、島内各地にある7つのお寺を巡ります
投稿No:10501
淡路島七福神巡りーー淡路島を七福神が乗る宝船に見立て、島内各地にある7つのお寺を巡ります

淡路島七福神巡り
― 年の初めに、幸を招く島めぐり ―
新しい年の始まりに、
「幸あれ」と願いを込めて出かけたい場所があります。
それが、淡路島七福神巡りです。
淡路島を、七福神が乗る宝船に見立て、
島内各地に点在する七つのお寺を巡る――
それが、淡路島ならではの七福神詣りです。
淡路島には古くから、
幸福を招くといわれる七福神が祀られてきました。
数あるお寺の中でも、それぞれが七福神を分担し、
七つすべてを巡ることで、七福神詣りが完成するよう、
巧みに仕組みが整えられています。
どのお寺も基本的には弘法大師をお祀りする真言宗。
仏教の教えと、庶民の願いが重なり合う、
どこか温かみのある巡礼です。
今回は、車で日帰りできるコース順にご紹介します。
ドライブを楽しみながら、心も整う七福神巡りへ――。
八浄寺(大黒天)

淡路市津名町にある、
淡路島七福神霊場のひとつ「八浄寺」。
こちらでは、大黒天が祀られています。

「執着を断ちなさい」
そんな仏陀の教えを、静かに伝えてくれるお寺です。
淡路市の大磯港から、四国側へ向かってドライブ。
この道筋には、高野山から四国へと広がった
弘法大師の影響が、今も色濃く残っています。
八浄寺は、淡路島三大祭のひとつ
「回り弁天」発祥の地としても知られています。
山門をくぐると、
七福神の明るくおめでたい絵が出迎えてくれます。

現世利益を約束するかのようなその姿に、
「来てよかった」と自然に心が和らぎます。
智禅寺(弁財天)

次に訪れたのは、淡路市草香にある智禅寺。
こちらで祀られているのは、弁財天です。
弁財天のご利益は、
芸術・芸能・文学・弁舌・学問成就、
そして幸運や金銀財宝の授与。
また、良妻・賢母の道を授ける寺
としても知られています。

石段を上がると、その先に本堂が現れます。
境内には立派な仏像が数多く並び、
静かでありながら、見ごたえのあるお寺でした。

長林寺
洲本市にある高野山真言宗の寺院、長林寺。
本尊は大日如来です。
737年(天平9年)、
行基によって七堂伽藍が創建されたとされ、
淡路島の仏教史を語る上でも重要なお寺です。
護国寺(布袋尊)

護国寺に祀られているのは、
七福神のひとり布袋尊。
布袋様は、七福神の中で唯一、
実在した人物といわれています。

大量(おおらかさ)を象徴し、
堪忍と和合を教えてくれる存在です。
「お寺に神様?」と思われがちですが、
布袋様は弥勒菩薩の化身とも伝えられています。
ここにも、日本らしい神仏習合の姿がありました。
賀集八幡宮の参道沿いに佇む護国寺。
山門をくぐり、本堂で静かに手を合わせます。
本堂は自由に参拝できます。

萬福寺

淡路島を巡るドライブの途中、
淳仁天皇御陵の近くで出会ったのが萬福寺です。
「淡路島七福神霊場 第一番霊場」
という案内に導かれ、立ち寄ることにしました。

山門の向こうには瓦屋根のお堂。
この一帯は、日本有数の瓦の産地でもあります。

静かな境内で、まずはご挨拶。
旅の安全と福を願います。

覚住寺
覚住寺は、推古天皇の時代(592年)、
聖徳太子の勅詔により創建されたと伝えられています。
淡路島に約200あるお寺の中でも、
最も古い歴史を持つ寺院のひとつです。
(参考:Wikipedia 覚住寺)
宝生寺(寿老人)

七福神巡りの締めくくりは、寿老人 宝生寺。
741年、聖武天皇の勅命を受け、
行基によって開基された由緒あるお寺です。

本堂には、長寿の神様・寿老人が安置されています。
境内の橋を渡れば10年長生き、
参拝後にいただけるお茶を飲めば、
さらに10年長生きできるとか。

思わず笑顔になる、
淡路島らしい温かな言い伝えです。
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2026.1.4