紅葉が彩る11月 ― 七五三詣での思い出 あれから10年 孫の七五三を懐かしく思い出し
紅葉のグラデーションが綺麗なこの時期 孫の七五三を懐かしく思い出した家族の節目という尊い時間 湊川神社 生田神社

家族の節目という尊い時間を、再び心に刻む

秋が深まり、街の木々がゆっくりと色づき始めました。
真っ赤な葉、深い緑の葉、
そしてその間に無数の色が重なる“秋のグラデーション”。
この季節は、山の紅葉だけでなく、
街の景色までもが華やぎます。
そんな秋の空気を感じながら歩いていると、

晴れ着の子どもたちに出会う
「七五三」の季節がやってきたことに気づきます。
鮮やかな着物と家族の笑顔
――街角でその姿を見るたび、
心があたたかくなる頃です。
■ 七五三の由来と11月15日の意味
七五三は、
江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の長男
徳川徳松の髪置祝い(1681年)が起源と言われます。
旧暦11月15日は暦学でも吉日とされており、
後に慣習として広まりました。
現在では、
11月中の土日祝に参拝する家庭が主流で、
神社も多くの家族で賑わいます。
■ あれから10年以上――孫の七五三を思い出す
私の孫の七五三から、

もう10年以上が経ちました。
あの頃はまだ小さかった孫たちも、
今では背が伸び、それぞれの道を歩み始めています。
成長はあっという間のようでいて、
家族で迎えた一つひとつの節目は、
今思えばとても貴重な時間。
七五三とは、子どもの行事でありながら、
家族の歴史を刻む日でもあるのだと実感します。

■ 神戸の湊川神社・生田神社での七五三参拝
湊川神社
楠木正成公を祀る神社。
境内には、わが子・孫の
健やかな成長を願う家族が集まり、
温かい空気に包まれていました。
私たち家族もその中に混じり、
喜びを分かち合ったのを思い出します。
(過去ブログ:七五三詣 神戸の湊川神社)
● 生田神社
参拝した日はちょうど結婚式の最中で、

七五三と結婚式が重なった境内は、
幸せの空気に満ちていました。
祝詞の中で神主さんが語った
「人に迷惑をかけず、立派に成人するように」
という言葉は、今も心に残っています。

(過去ブログ:生田神社の神主さんが、七五三のご祈祷の時に祝詞で言った事は)
■ 七五三は“家族の節目”を見つめ直す日
七五三は、伝統行事でありながら、

家族の成長をそっと振り返る機会でもあります。
時代が変わっても、
子どもの成長を願う心はいつの世も同じ。

そしてその思いが、
次の世代へ受け継がれていくのだと感じます。
紅葉が美しく色づくこの季節、
孫の七五三の喜びをもう一度思い返し、
しみじみとした秋の深まりを感じています。
2025.11.15