「パソコン音痴の社長が、55年かけて学んだこと」──変化の時代を生き抜く力

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得意な人も、そうでない人も パソコン操作の差が教えてくれる成長の本質 「パソコン音痴の私が、55年かけて学んだこと」──変化の時代を生き抜く力

コンピュータの情報室

 

「パソコン音痴の私が、55年かけて学んだこと」──変化の時代を生き抜く力

立冬を迎え、朝晩の空気が一段と冷え込みました。

街路樹の紅葉が色づき、

季節の移ろいを感じる頃です。

季節の移ろいから、

過ぎ去った過去のことを思い出します。

想い出の深いのは、

パソコン導入期の頃の小尾です。

山茶花(サザンカ)

私が起業した55年前には、

パソコンなど影も形もありませんでした。

全くのパソコン音痴です。

電話は黒電話、書類は手書き、

計算はそろばん、電卓。

しかし、顧客管理には、どうしても

パソコンが必要と感じました。

富士通ビジネスシステムに相談

顧客の氏名、住所を入力すれば

顧客へDMを出すために、ラベル出しや

ターゲットを絞って、検索ができます。

最初に導入したのは、

富士通の9450という機種でした。

写真出典 https://news.mynavi.jp/article/20210614-fujitsupc40th04/

ソフト会社を紹介してもらい

わが社用にカスタマイズした

アプリを作成してもらいました。

導入には、パソコンの基礎知識が必要で

星電社のPC売り場が主催する

パソコン教室で、パソコンは何ができるのか?

といった、知識を学び、アプリの注文をしたのです。

富士通のパソコン40年間ストーリー【4】本格ビジネスPCの1号機 ...

写真出典 富士通

そんな時代に会社を始め、

今日まで続けてこられたのは、

「学び続ける」覚悟があったからだと思います。

2000年に社会人大学院へ入学したとき、

パソコンを導入しても、

社長の私はパソコン音痴が続いていました。

しかし、大学院に入学すると

突然パソコンが必須科目に。

メールの送信、エクセルでの資料作成、ゼミ発表……

慣れないキーボードに向かい、

まるで初めての外国語を学ぶような毎日でした。

それでも諦めず、少しずつ慣れていくうちに、

「できることが増える喜び」が

大きな励みになりました。

2004年からはブログを始め、

大学院で研究活動が始まったころ

写真も、デジタルカメラに移行してきました。

これまで、フィルムを使って、DPEで

写真撮影していたのが、

DPE無しで、気軽に写真が撮れるようになったのです。

これを機会に、写真を使うブログ作りを始めました。

今では1万本を超えるほどの記事を発信。

2025年9月には、

アクセス数も、1200万PV突破です。

社員に助けられながら、文章を書き、

画像を載せ、更新を続けてきました。

初は“パソコン音痴”だった私が、

気づけばITで人とつながる時代に生きています。

**


社内を見渡すと、

若い社員はみなパソコンを

自在に使いこなしています。

小学生の頃からデジタルに触れている世代です。

正直、うらやましいと思うこともあります。

しかし、得意・不得意があるのは当たり前。

大切なのは、苦手だからといって避けないこと。

小さな挑戦を積み重ねることでしか、

成長は得られません。

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パソコン操作も人生も同じです。

失敗して、学んで、次に生かす。

その繰り返しの中に、成長の本質があります。

「成長は小さな努力の積み重ね」

──これは、私が長年社員に伝えてきた言葉です。


冬の冷たい風が吹く季節。

新しいことを学ぶには、

心のストーブを燃やすような熱意が必要です。

パソコンが苦手でも、DXが難しくても、

今日できる小さな挑戦から、

一歩ずつ進んでいきたいと思います。

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