恋はマーケティング:まず相手を知る、次に自分を魅せる【社長経営学80】
投稿No:10474
恋はマーケティング まず相手を理解すること 次に自分のアピールです【社長経営学80】

恋愛とマーケティングには、
驚くほど共通点があります。
意中の相手がいると、
名前・趣味・価値観・住んでいる場所……
相手のことを知りたくて仕方がなくなります。
そして「どうすればデートに誘えるだろう?」と考える。
実はこのプロセスこそ、
マーケティングの本質です。
■マーケティングは「まず相手を理解すること」
恋愛もビジネスも同じで、
「相手理解」が最初のステップです。
そのうえで、自分の価値を適切にアピールする。
●相手を惹きつける4つのステップ
相手の気を惹く
競合より優れた部分をアピールする
自分を魅力的に演出する
相手に合わせながら、独自性を創造する
これはそのまま、
店舗やサービスのマーケティングに使えます。
■メルスプランも“恋愛マーケティング”で考える

当店の主力である
メルスプラン勧誘も同じです。
お客様の生活環境や悩みを丁寧に聞き、
「あなたの暮らしには、
このプランがこう役立ちます」と伝える。
=相手に適応しながら独自性を創造する
これがマーケティングそのものです。
■社長の役割は“逆さまのピラミッド”

経営者は最上段にいる存在——
そう考える時代は終わりました。
私が長年の学びの中で確信したのは、
現場が最上位、社長はサポートに回るべき

という「逆ピラミッド型組織」です。
お客様と最も近い現場スタッフこそが会社の心臓部。
そこを支えるために、
社長・管理職が存在します。
■理念の浸透が、社員の成長をつくる

多くの経営者と対話を重ねるうちに、
“企業理念・経営理念が軸となる”ことの
重要性を痛感しました。
私は学んだことを新入社員研修・
月例研修・宿泊研修で伝え続けました。

教える過程で、自分自身の理解も深まり、
曖昧だった部分が鮮明になっていきました。
■顧客満足と再来店率をつなぐ「2万枚のアンケート分析」

マーケティング手法を取り入れて
作ったアンケートはがきで、
約2万枚のデータを分析しました。
結果は明確でした。
●満足度が高い → 再来店意向が高い → 実際に来店している
データベースにはお客様の来店履歴、
担当スタッフまで記録されています。
そのデータを元に分析すると——

顧客満足が高いスタッフほど、経営理念の理解度が高い
つまり、
理念を理解し、行動に落とし込めている社員が、顧客を満足させている
という明確な相関が見えました。

■結論:恋愛もビジネスも「相手理解」から始まる

・恋は相手を知ることから
・ビジネスも相手(顧客)を知ることから
・理念を理解して実践できる社員が顧客を喜ばせる
・組織は“現場最優先”の逆ピラミッドがうまくいく
マーケティングもマネジメントも、人を理解することから始まる。
これが私の経営学80回目の学びです。

2025.12.09