神戸元町の中華料理「丸萬」 競争の激しいラーメン業界 ラーメン屋の厳しい現実
神戸元町の中華料理「丸萬」 ラーメンが美味しいお気に入りのお店です 親子三代で行くお店

仕事の日のランチで
神戸元町の中華料理
「丸萬」へ行ってきまいた。
ここは私のお気に入りのお店で
何十年も通っています。
1953年創業といわれる老舗の町中華で
地元の人々や常連客に長く愛され続けています。

丸萬の中で、
特に美味しいと思うのはラーメンです。
丸萬に行くと、いつも
決まったように注文するのは、B定食です。

丸萬のラーメンの特徴は
この透き通ったスープが好評です。
透明度が高く、あまり脂ぎっていません。
ものすごいシンプルな鶏ガラスープで
あっさりしています。

麺はモチモチっとしてて、
スープと合っています。
神戸の中でここの中華そばは
一番美味しいと思っています。
私の娘である院長が
小さい頃から一緒に丸萬に通っていました。
やがて大人になった娘も母親となり、
今では自分の子どもたちを連れて
店を訪れています。
気がつけば、親子三代で通う
お店になっているのです。

(過去ブログ:丸萬で、孫の将来展望を聞きました)
1953年創業となると、
70年以上の歴史を刻んできた
大変立派な実績です。
今もいつ訪れても多くのお客さんで
賑わっています。
これだけ長く愛され続けるお店というのは、
本当にすごいことだと思います。

近年では、ラーメン店の廃業や
倒産のニュースをよく目にします。
実際、2024年には過去最多となる
70件以上の倒産が記録され、
2025年に入っても高い水準で推移していることが
報告されています。
原材料や光熱費、
人件費の高騰に加え、
人手不足などの課題が重くのしかかり、
これまでなら持ちこたえられていたお店も
経営を断念せざるを得ない状況が
広がっているのです。

もともとラーメン店は
「参入しやすいが続けるのは難しい」業態の
代表格でした。
開業から3年以内に7割が閉店すると言われ、
流行や立地の影響を強く受けるうえ、
仕込みから深夜営業まで体力勝負で。
こうした理由から、昔から入れ替わりが
激しい業界であることは知られています。

さらに近年の厳しさを
象徴するのが、いわゆる
「ラーメン1杯=1000円の壁」という言葉です。
昔からラーメンは“気軽に食べられる国民食”
として親しまれてきました。
そのため、価格が1000円を超えると、
よほど具材や内容が充実していない限り、
お客さんが足を運びにくくなる傾向があります。

経営側からすれば高騰するコストを
反映させざるを得ないのですが、
消費者はラーメンに
「安くて手軽でお腹いっぱいになれる」
という価値を強く求めていて
そこに大きなギャップが生じています。

つまり、ラーメン業界は
もともと競争の激しい世界でしたが、
今は物価上昇と「1000円の壁」という
心理的ハードルが同時に押し寄せ、
かつて以上に廃業が増えているのが
現状のようです。

昔からの入れ替わりの激しさに、
時代の波が重なっているともいえます。
丸萬も、時代の流れとともに
以前に比べればだいぶ値上げをしていますが、
それでもなんとか抑えようと
頑張っている価格だと思います。

このお店は兄弟三人で切り盛りされていて、
厨房を覗くと、その三兄弟もだいぶ
ご高齢になってきたことを感じます。
長い歴史を持つお店ですから、仕方ありません。

ただ、どの業界にも
共通することですが、後を継ぐ人が
なかなかいないというのも課題です。
私自身も、いつまでこの味に
通えるのか分かりません。
だからこそ、今のうちに、
大好きな丸萬のラーメンを
できるだけたくさん味わっておきたいと思います。
