アルコン マルロの経過説明 キム部長と私の考え方は 意見が一致する点が多くあります

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アルコン来社 キム部長と私の考え方は 意見が一致する点が多くあります

アルコンから、

アルコン ビジョンケア事業本部

ビジョンケア事業部 デジタル部 

部長 キム ジェウン(ジェイ)さんと、

我が社の担当の兒島 弘文さん、

竹野 修平さんが来社されました。

コンタクトレンズメーカー 経営戦略の変化

今回の来社理由は、

マルロの経過説明です。

メニコンのメルスプランに刺激されて、

シードはらくらくシステム、

J&Jは定期便、

ボシュロムはボシュロムプラス、

アルコンはマルロ、といったシステム販売が

これからコンタクトレンズ経営戦略の

新しい戦略になりそうです。

2001年にスタートしたメルスプランは、

当時、傾きかけていたメニコンの業績を

急回復させ、株式公開が

できるほど大きな成果をあげています。

これに続く様に、

アルコンもマルロを開発して、

これから、全国的に

力を入れて行こうとしています。

アルコンのアメリカではすでに、

5年前からマルロをスタートさせて

その日本版として

日本の市場に合ったマルロを導入しています。

企業秘密なので、

マルロの販売戦略を詳しく説明できませんが

これからの販売方法は、

インターネットのSNSを

活用した販売方法になります。

スマホを中心に広告を流し、

その広告効果がどのような結果を生むのか

統計的に分析できるような

マーケティング方法を考えています。

キム部長と私の考え方は、

意見が一致する点が多くあります。

それは、

メーカーと販売店がお互いに

対等な立場でパートナーシップを結び、

情報をお互いに共有することです。

メーカーが行うマーケティングの結果は

私達小売店にも

その結果を共有できるようになります。

小売店も、実際に購入に来られた方の

顧客データをメーカーの方に

提供することにより、販売システムを

さらに改良することができます。

メニコンをはじめとする、

シード、J&J、アルコン、ボシュロムの5社が

お互いに競い合って販売システムを

深化させていくことを望んています。

キム部長はご自分で

パワーポイントをまとめ、

パワーポイントの画面に

表示された内容をわかりやすく、

プレゼンしてくれました。

プレゼンを聞くと、

なるほどなぁと感心するような

分析方法が採用されています。

全国の各地区で得られた分析結果は、

他の地区に応用できることもあります。

アルコンが選んだ地区で、

短期間の間に

テストマーケティングを繰り返し、

そこで得られた分析結果を

さらにAIを使った販売と分析に応用することで

これまでになかったような

新しいマーケティング手法が

開発されそうです。

思えば昔々、

コンタクトレンズを販売するのは

新聞に公告を出す、

新聞にチラシを入れる、

駅前や人通りの多いところで、

広告の入ったポケットティッシュ渡す、

家や事務所に広告を

一軒ずつポスティングしていく、

など物や紙媒体、あるいは

人のマンパワーに頼っていました。

それが、これからはAIを使った

WEBマーケティングに

どんどん変わっていくようです。

システム販売をする

コンタクトレンズメーカー5社も、

それぞれ思惑があります。

その経営戦略に沿った

パートナーを選んで、

誰にでもシステム販売の

パートナーにしようとはしていません。

多分、5社とも狙いを付ける

小売店は重複しそうです。

逆に

パートナーにしたくない小売店や、

流通ルートも同じような

選び方になるのではないかと思います。

キム部長の

プレゼンテーションの上手さに関心しながら

2時間ほどの説明を

興味深く聞かせてもらいました。