夏の恒例行事 鮎を食べに 砥峰高原の近く 囲炉裏の宿 豊楽へ
投稿No:10336
我が家の夏の恒例行事 鮎を食べに豊楽へ 家族みんなで行ってきました
毎年、夏がやってくると
私が楽しみにしていることがあります。
それは、鮎を食べに行くことです。
この時期になると、
川魚の女王ともいわれる鮎が旬を迎えます。
香り高い味わいを求めて、
山里へ足を運びたくなるのです。
毎年この時期に鮎を食べに行くのは
我が家の恒例行事でもあります。
今年も、家族で鮎料理を食べに行くことにしました。
明石海峡大橋に別れを告げて、
やってきたのは兵庫県神崎郡神河町です。
鮎を食べに行くとき
行くお店はいくつかありますが、
今年は久しぶりに「囲炉裏の宿 豊楽」へ
やってきました。
兵庫県神崎郡神河町、小田原川沿いの
静かな山里に佇む豊楽は、
1960年に創業された歴史ある旅館です。
これまで、何度か食べに来ていますが、
久しぶりの訪問です。
以前、テレビで紹介されたり、
雑誌に取り上げられたりして、
何度電話をしても
なかなか予約の取れない人気のお店でしたが、
今回はすんなりと予約が取れました。
自然に囲まれた
静かな宿です。
豊楽をさらに登り詰めると
砥峰高原につながります。
豊楽のすぐ横には
清流の小田原川が流れています。
豊楽の魅力のひとつが、
川床で食事ができることです。
夏のこの時期限定で、
川床で食事が出来ます。
この小田原川は
揖保川水系の一部で
最終的には揖保川に合流します。
豊楽は砥峰高原に近く、
海抜も500ⅿを超えるので、
夏は涼しく、春・秋の季節感が
都市部よりはっきりと感じられます。
川床で川の流れを見ながら
鮎を食べるのかと思いましたが、
予約の時に間違えてしまったようで、
今回は旅館側の建物で食べるそうです。
川床で食べられないのは残念です。
川床の雰囲気だけでも味わおうと、
橋を渡って川床まで行ってみました。
川の音が響いていて、
とても涼しげで心地よい空間です。
予想が外れて、川床は開店休業の状態でした。
そろそろ食事をしましょうと
旅館へ戻ります。
テレビで紹介されてから
予約が取れないほどの人気店でしたが
今日は混雑もなく、落ち着いていました。
女将さんに尋ねたところ
今年の夏は大阪の万博に行く人が多いそうで
お店は比較的落ち着いているそうです。
原材料の高騰などの影響で、
やむを得ず価格改定があったそうですが、
そのあたりも影響しているのかもしれません。
玄関の池を見てみると
中は空っぽです。
2004年に利用した時は、
玄関の池にはオオサンショウウオがいました。
5年前に訪れた時は
もう亡くなってしまっていて、
そこから何も飼っていないようです。
オオサンショウウオは、
日本の川や湿地に生息する
世界最大級の両生類で、
特別天然記念物にも指定されています。
清流の多い地域に生息しているので、
きれいな水がある環境の象徴なのです。
(過去ブログ:観光旅館 豊楽 夏は川床料理 冬はぼたん鍋)
鮎の水槽も見てみました。
水槽の中にはたくさんの鮎が泳いでいます。
この鮎は、揖保川から買ってきている鮎で
井戸水で飼っています。
以前は、隣の小田原川の水を使っていたのですが
雨が降ったり天候が悪くなると
川の水が濁ってしまうので
今は井戸水を汲み上げて
使っているそうです。
久しぶり来たので
色々と見て回りました。
もう20年以上通っていますが、
大きくは変わっていません。
川床で食べられない代わりに、
今回は囲炉裏で鮎を焼いて
みんなで頂きます。
孫たちも成長し、
家族それぞれが忙しくなってきた今では、
こうしてみんなでそろって食事をする機会も
だんだんと少なくなってきました。
今日はゆっくりと家族の時間を
楽しみたいと思います。