インターナルマーケティング 逆さまのピラミッドを支える 定期ミーティングを開催しています
投稿No:10211
インターナルマーケティング 事務所スタッフとの 定期ミーティングを開催しています
企業が発展し続けるためには、
お客様との信頼関係を
築くことが何よりも大切です。
そのために、商品やサービスの質を
高めることはもちろんですが、
それと同じくらい、あるいはそれ以上に
重要なことがあります。
それは、「社員一人ひとりが
会社の理念や方針に共感し、主体的に
行動してくれる環境をつくること」です。
企業の中で働く人々を、
社内のお客様として捉え、
情報や価値観を共有し、働きがいや誇りを
感じてもらえるようにする、この考え方は、
マーケティングの世界では
「インターナルマーケティング」と呼ばれています。
私は、経営者として
この考え方を大切にしています。
従業員向けにマーケティングを
行っていないと、顧客満足度が
下がってしまう可能性があるほどです。
現場従業員を遅滞なく
顧客にサービスを提供するためには、
経営者と現場従業員の間に
何層かのサポートの階層が存在します。
直接、顧客と接しない社員は
後方から、接客する社員をサポートしているのです。
このような組織体系をサービスの
「逆さまのピラミッド」と
私たちは理解しています。
これまで、我が社でも
役職者や店舗の販売スタッフとは、
定期的に月例会議を開催したり、
日々のミーティングの中で
情報共有や意見交換を行ってきました。
現場の最前線で
お客様と接しているスタッフの声を聞き、
現場で起きていることに耳を傾けながら、
企業としての方向性を
一緒に確認し合う貴重な時間です。
しかし一方で、事務所で日々の業務を
支えてくれているスタッフの皆さんとは、
挨拶や雑談の中で、
日常的なコミュニケーショや、
業務連絡などはありますが、
なかなか同じような時間を
持つことが難しいのです。
難しいと言って、放置していてはいけません。
会社としてどこを目指しているのか、
今、どのような価値を
提供しようとしているのかといった、
会社の核となる部分を共有する機会は、
実は非常に限られていたのです。
事務所の皆さんの業務は、
時間に追われる場面も少なくないので、
あえて手を止めてまで集まるというのは、
なかなかできないでいました。
しかし、時間をつくることは
とても大切なので、最近事務所で
全体ミーティングができていないことを
ずっと気にかけていました。
なぜなら、会社という組織は、
どこか一部が強いだけでは
本当の意味での力にはならないからです。
現場も、事務所も、管理部門も、
すべての人が同じ方向を向き、
共通の価値観を持っていることが、
企業の力を根本から強くするのです。
そこで、3Fの店舗が
お休みとなる日を活用して、
事務所スタッフとのミーティングを
定期的に開催しています。
繁忙な日々の中で少しの時間ですが、
会社全体の意識を高め、社員同士の
理解を深めるきっかけになります。
企業のCEO、すなわち社長が、
自らの考えや想いを社員に発信することは、
組織の方向性を共有し、
一体感を生むうえで非常に重要です。
お客様をつくるのは、社員の皆さんです。
そして、社員の皆さんを支えるのは
会社の組織です。
その組織が健全に、
力強く機能していくためには、
意見のすり合わせ、価値観やビジョン、
理念の共有が欠かせません。
そして何より、
会社の方向性を示す責任を持つ社長である私が、
皆さんに直接思いを伝えることも、
組織にとってとても重要なことです。
今回のミーティングでは、
4月から始まる
新しい事業年度を迎えるにあたり、
今後の方向性や、
これからのことについてを
皆さんにお話をしました。
みなさん、メモを取り、
真剣に聞いてくれています。
こうして、真摯にミーティングに
参加してくれているのを見ると
忙しい中でも、開催して本当に良かったと
思える瞬間です。
私からのお話が終わった後は
マネージャー役の奥さんからも、お話です。
奥さんからは、
みなさんにお願いしたいことや
今後の予定などを共有します。
これからも、時間がないから、
忙しいからと諦めず、
こうした時間を定期的に作り、
大切にしていこうと思います。