本地垂迹説 (ほんじすいじゃくせつ)というのは、神仏習合という信仰行為を、理論付けした一種の合理論で、主役が仏教で、歩み寄ったのが神道のようです。
安産祈願に天台宗と真言宗のお寺に、お参りします。紅葉狩りと兼ねて、食材も豊かな丹波地区にいってきます。 丹波篠山日帰りツアー(6)
日本的な信心に、第三者から見ると、不思議な現象がありました。それは、お寺の中に、神社が祀られていることです。このような現象は、本命の相手がいながら、もう一人、別の人に、心を寄せる、不純な気持ちに写るかもしれません。
これが、本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)と言われる、摩訶不思議な思想です。
本地垂迹説 (ほんじすいじゃくせつ)というのは、神道と仏教を両立させるために、奈良時代から始まっていた神仏習合という信仰行為を、理論付けした一種の合理論で、主役が仏教で、歩み寄ったのが神道のようです。
「夏も近づく八十八夜~♪」大國寺のあるこの地区は、お茶の栽培が有名なようです。毎年、6月初旬には「茶祭り」が行われているようです。
周辺のお茶畑を見に行ってみます。確か、お茶の栽培には、気候条件があったはずで、どちらかというと、お茶は温かいところが適温と思ってましたが、雪が降る、丹波地区に、お茶の栽培地があるのが、来てみて驚きました。
そしてなぜか、お寺にはふさわしくないドラムセットがこんなところにあります。一体誰が、どうして、何のためにこんなところでドラムを置いているのでしょう?
住職さんのお話では、お寺の境内や、お堂を使って、コンサートや撮影ができるそうです。
この辺りが、丹波地区のお茶の中心地であることを示す、「丹波茶の里」の碑がありました。
よく見れば、お茶の畝の、その間には、ちゃっかり、丹波地方の特産である黒枝豆も植わっていて、狭い土地を有効利用する、日本的、集約的な、土地利用に感心しました。
さて、次は、真言宗のお寺に向かいます。所要時間はおよそ、30分を予定しています。
2010年11月4日(木)