海霧(うみぎり、かいむ、sea fog)濃霧に包まれた 明石海峡大橋 まるで幻想の世界のよう
投稿No:9865
海霧(うみぎり、かいむ、sea fog) 濃霧に包まれた 明石海峡大橋 まるで幻想の世界のよう 春は霧が発生しやすいシーズン
ある春の日の朝、
先に起きていた奥さんに、
外の霧がすごいよ、と声を掛けられました。
外を見てみると、淡路島の自宅付近に
濃霧が発生しており、
辺りは、幻想的な雰囲気に包まれていました。
海で発生する、このような霧のことを海霧と言います。
海霧は季節に関係なく発生しますが、
春先や初夏は、この海務が
多く発生する傾向があります。
霧のでき方には
いくつか種類があるのですが、
海霧は移流霧と呼ばれるタイプです。
これは、冷たい海や陸地の上に
暖かく湿った空気が流れ込むことで
発生する霧のことです。
海霧は、暖かく湿った空気が
冷たい海の上にやってくると、
海の上でその空気が冷やされます。
空気というのは、気温が下がるとその中に
含むことのできる水蒸気の量が減ります。
空気中に含みきれなくなった
水蒸気が凝結して微水滴となり、
目に見えるようになった状態が海霧です。
(参考:暦生活)
幻想的な雰囲気に
引き込まれるように、霧に包まれた
海上を眺めていました。
この日は神戸での仕事が、
立て込んでいた日だったので、
奥さんは、明石海峡大橋が
通行止めにならないか心配しています。
自然現象はどうしようもないので、
いつも通り、朝ご飯を食べ、
仕事へ行く支度をしながら
霧が晴れるのを待ちます。
通過する船は、
汽笛を鳴らし、
互いの位置を知らせています。
まるで、別世界に入り込んだような、
幻想的な時間を私は楽しんでいました。
ニュースを見てみても、
濃霧注意報は出ていないようです。
支度をしながら、ちょこちょこ外を
確認していましたが、
だんだんと、霧が晴れてきました。
先ほどまで霧に包まれていた
明石海峡大橋は、
少しずつ、顔を出して、
全体が見れるようになってきています。
通行止めにはなっていないようで、
車も普通に、橋を通過しています。
これで、通常通りに出社できると、
奥さんと一安心しました。
日々、違った顔を見せる
明石海峡大橋は、見ていて飽きません。
その姿は時間や天候によって絶えず変わります。
この様に、霧に包まれる日もあれば
青空に映える橋の力強い姿の時もあります。
こうした日々の変化が、この家での生活を
とても特別なものにしているのです。