先輩が人事評価の不満で退職 挽回のチャンスはあったのに、、  【社長経営学】シリーズ 5

投稿No:9585

人事評価への不満で退職する先輩社員 挽回のチャンスはあったのに、、【社長経営学】シリーズ 5 商社の社員の出世競争 同期生とのライバル争い

大企業は人脈が大事、

大きな組織で出世していくには

仕事の成果だけではない、

自分を引き上げてくれる人がいると、いないのとでは

長い間では、結果に大きな差が出来てきます。

一緒に仕事をしたことがある、

上司と部下の関係はとても評価に影響します。

例えば、自分の所属する課長や部長が出世すれば、

気心の知れた、付き合いが長い部下を

引き上げていくのが普通です。

ビジネスのイロハを教えてくれた指導員

入社して研修が始まると、

私に指導員が任命され、

ビジネスマナーを教えてくれた先輩社員がいました。

夏と冬の賞与を頂いた時には、

役員、部長のところへ一緒に出向いて、

お礼の挨拶をすることを教えてくれました。

商談の引き合いがあった時は、

価格が折り合わなければ、折り合うように

こちらのほうから、相手に合わせて

とにかく受注して、

実績を積むことを教えてくれました。

安値で受注すれば、上司に叱られても

謝って、頭を下げておけば、経験不足として

大目に見てくれるし、

上司も商売熱心を認めてくれると教えてくれました。

指導員が人事評価で劣勢に

その指導員であった先輩社員は、

同期生との出世競争に対して、

ライバルが一歩先に課長代理に出世した事に対し、

強い不満を持ちました。

直接上司に人事評価に対して不満を述べ、

どうして自分が相手より劣るのか、

評価に強い反論を申し立てしました。

気持ちが収まらないのか

会社を辞める、転職するという選択肢を

役員に対して申し立てました。

退職願・退職届の書き方と例文(テンプレート付)|封筒の入れ方 ...

上司は部下が辞めると言われると困ってしまい、

役員はなんとかなだめたり、遺留をしましたが

指導員だった先輩は、本当に辞表を提出して

ライバル企業に転職していきました。

会社の人事は、上司によって

評価が変わります。

本当は誰が優れているのか、

どんな功績が認められているのか、

わからないまま結果が発表されます。

社歴が浅いうちに、

このようなライバル争いを目の当たりに見て

いつの日か私も同期生と

比べられる日が来るように思いました。

他方、私は会社で出世をすることが目的ではなくて

商売のルール、ビジネスマナー、人間関係

起業のヒントを学びたかったのです。

社長経営学 シリーズ 6へ続く

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