忠海は、広島県です。 忠海では、忠海産の魚を、夕ご飯用に買います。買い物ツアーの楽しみです。お墓参りで広島訪問(4)

お墓参りの、もう一つの楽しみは、近隣ツアー、一泊ツアー、温泉ツアーですが、もう一つ、買い物ツアーの楽しみがあります。

これからドライブするところは、三原市から、竹原市へ通じる国道で、途中、お魚を買いに、魚市場がある忠海に寄ります。

瀬戸内のお天気は、雨は止んで、曇天の模様です。

快晴に越したことはありませんが、雨が降らないだけでも、ご先祖様のおかげと思えば、曇天くらいは我慢できます。

国道からちょっと逸れて、忠海の町に入っていきます。

地の魚を探す目的です。

忠海からは、向かいに国民休暇村の大久野島があり、大久野島に行く船着き場のすぐ近くに、魚市場があります。

魚市場に素人が行っても、直接、卸売りはしてくれません。

仲買人を通して、魚は小売り店に渡り、土地の人も、小売店から、獲れたての瀬戸内の魚を買っています。

何件か見て回り、品揃えのよい店を探します。

忠海の町も、過疎化のようで、空き家が多く、行き交う人はほとんどお年寄りで、手押し車に体を預けながら、歩行している人とも出会いました。

先日、境港で並んでいたような、イカが並んでいます。

お店のおばちゃんに、この辺で獲れた魚はどれですかと尋ねて、タテジマ模様のタモリを選びます。

タモリは白身の魚で、煮付けがとてもよく似合います。

立派な桜鯛が並んでいます。お店のオススメは、マグロの中トロです。マグロが忠海の魚市場に並ぶわけがなく、どうしたのか、尋ねてみると、三原の魚市場で仕入れたようです。中トロの塊が2000円ぐらいなので、「これはお買い得ですよ」と、強く勧められました。

穴子は、冷蔵庫に入れておくと、一週間くらいはもつということなので、焼きあなごを買いました。

メバル、鯛、タモリ、スズキ、ヒラメ、チヌ、穴子、タコが忠海産で、太刀魚、サヨリが尾道産、カキは安芸津産から、忠海産のお魚を選び、捌いてもらい、氷をもらって、クーラーボックスに入れて持って帰ります。

今日は、お墓参りが終わると、神戸にすぐに戻るので、鮮度は保てると判断しています。

魚屋さんが、魚を捌いている間、お店の周りを見回すと、「身元調査お断り」の張り紙があります。

「本当に調査に来るんですか？」とたずねると、「来ますよ」とおばさん。

「何を尋ねるんですか？」「身元だけでなく、宗教の勧誘が絡んでいて、あれやこれや聞いた後、何々の神に入りませんか？」と、話は発展するようで、宗教の勧誘活動は手が込んでいるようです。

お魚屋さんのあとは、近くのスーパーマーケット「忠海市場」に寄ります。

周りには、なんだか大変と思うくらい、ネコが集まっていて、スーパーマーケット「忠海市場」の店頭にも、ネコにえさをやらないでくださいと、注意書きがあります。

忠海も、竹原も、古い民家が所々残っていて、棟続きのようですが、隣を解体すると、奥が深いことが、目に見えて分かります。

京都の町屋風の造りです。

2010年9月30日（木）