神戸元町 南京町 中国の旧正月春節祭 コロナ禍のため3年ぶりに開催
投稿No:9628
3年ぶりに大規模な開催 神戸の南京町の春節祭
神戸元町 南京町では、
毎年、中国の旧正月の時期に、
「春節祭」を開催しています。
コロナ禍で、去年と一昨年は小規模の開催でしたが、
今年は、3年ぶりに大規模な開催となりました。
春節とは、
中国・中華圏における旧暦の正月(旧正月)です。
全世界の華人にとって最も大切で伝統的な祝日です。
新年の訪れを祝います。
春節は中国で一番盛り上がる時期で、
春節のメインカラー、赤で南京町が彩られていました。
赤い提灯が道路へ掲げられています。
中国の多くの町のお寺の縁日では
催し物が見られるそうです。
龍の舞や獅子舞、爆竹を鳴らしたり、
非常に華やかで賑やかです。
今回は、スケジュールの関係で獅子舞は見れませんでしたが
南京町の賑わいを楽しむことができました。
南京町広場のあずまやには
祭壇が設置され、神様が祀られていました。
春節のメインカラーの赤で装飾されています。
酒樽も奉納されていました。
この祭壇には、受付をしてお線香を買うと
お参りすることができます。
南京町全体に
赤い提灯と、垂れ幕が装飾されています。
「福」の文字が逆さまになった。
逆さ福・倒福の飾りは、
中国に古くから伝わる風習に基づいたものです。
中国では、旧暦の正月を迎える際に、
門、壁、鴨居などに「福」の字が描かれたものを飾ります。
新たな年も「福」を家に迎えて幸せに暮らせるようにという願いを、
お飾りという見える形にして祝うのです。
中国語で「福」を逆さまにすると、「倒福 dao fu」となります。
この「倒dao」と同じ音を持っているのが、「到dao」。
つまり、「やってくる」を意味しています。
「倒福」は「到福」と同じ発音であることから、
逆さまになった「福」は「福がやってくる」と同じ意味になる、
というしゃれになっているのです。
(参考:「福」字のナゾ)
沢山の人でにぎわっていました
私が訪れたときは雨が降っており、
あいにくの天気でしたが、
皆この時を待っていたかのように
たくさんの人が春節祭を楽しんでいました。
南京町の東の入口にある「長安門」には
柱に無数の龍と雲の彫刻が施され、目を見張るものがあります。
少しずつ、色々な行事が復活してきており
活気のある街に戻りつつあります。
とても嬉しいことですが、
コロナウィルスの感染対策はしっかりとして
十分に予防した上で楽しんでいきたいです。