収穫出来て良かった 淡路市大磯のみかん 栽培のポイントがいくつかあるのです
投稿No:9622
収穫出来て良かった 淡路市大磯のみかん 栽培のポイントがいくつかあるのです 大磯の自宅のみかんが立派な実をつけました 栽培のポイントがいくつかあるのです
大磯の自宅のみかんが
立派なみかんの実をつけたので、収穫しました。
海に面して、温暖な土地は、柑橘類が育ちます。
淡路島も、みかんの栽培が盛んな地域です。
庭に植えている柑橘類は、
温州ミカン、レモン、柚子,八朔、きんかんです。
ミカン類は、庭を広げたときに、移植した木です。
移植すると、木に負担が大きくかかり、
以前のようにたくさんの実をつけません。
移植した当時、たくさんの実をつけるように
回復して欲しいと思う願いを込めて
木に肥料を何度も施し、お世話を頑張りました。
おいしいみかんを育てる上で、
4つの因子があります。
①日射量 ②気温、③降雨量 ④土質です。
みかん栽培の基本は気候です。
①.日射量
みかんは植物ですので、
光合成によって養分を作り出します。
光合成には日光が不可欠です。
葉が茂りすぎて、影ができると陽が当たらなくなります。
風通しを良くして、
万遍なく日が当たることが重要だそうです。
木と木の間に、間隔が必要なので
庭が広がった折に、ミカンの木を移植しました。
日当たりの良いところでは光合成が
活発に行われるため
より多くの養分を作り出すことができます。
葉で作り出した養分がたっぷり
実にいきわたることでおいしいみかんが出来上がります。
長い時間、まんべんなく
いろいろな葉に光が当たることが重要になります。
② 気温
日本土壌協会の資料によると年平均気温が15℃~17℃、
最低気温が-8℃以下にならないことが
みかんが育つための条件と言われています。
気温が低いところではみかんの酸味が残ってしまうため
おいしいみかんはできませんし、
低すぎると木が枯れてしまいます。
また逆に気温が高すぎても、みかんに浮皮が発生しますし、
木になかなか実がつかなくなってしまいます。
年間平均気温17度ぐらいの温暖な気候、
また夜に気温が下がりすぎないことが
おいしいみかんを作るうえでの基本的な条件となります。
③ 降雨量
愛媛大学の論文によるとクエン酸、
糖分含有量は同産地で相対的に
降雨量が少ない年の方が高い数値を示したため、
美味しいみかんには
適度な乾燥ストレスが必要だと推察できます。
みかんの成長には水が欠かせませんが、
おいしいみかんを作るには
水を吸収しすぎるのもよくありません。
水をたくさん吸うと、
水っぽいみかんになってしまって、
糖度の低いみかんになってしまいます。
④ 土質
日本土壌協会によると土質は水はけが良く、
乾燥期は保水性が高い土壌で
小石と粘土を適度に含む土壌がいいと言います。
雨が降っても水がとどまってしまわない
水はけのよさが重要となります。
そして、当然育てたみかんは出荷しないといけないので、
交通の便が良い立地に
みかん畑を設けることが重要とも言われています。
資料出典 宙畑HP
おいしいみかんができる場所
そんなおいしいみかんができる条件を
満たす場所はどんな場所なのか。
それは「太平洋側の海が見える南向きの急傾斜地」です。
なぜそんな場所がよいのか。
①南向きの急傾斜地であること
②太平洋側の海が見えること
の2つのポイントがあります。
資料出典 藤原農園HP
①南向きの急傾斜地であること
太陽は東から昇って南の空を通って西に沈んでいきます。
北を向いている斜面よりも南向きの方が、
より多くの太陽光を浴びることができます。
また平坦地と傾斜地で比べると、
傾斜地の方がより立体的に木に光が入るので、
太陽光を効率よく浴びることができます。
なので南向きの急傾斜地では
たくさんの太陽を浴びることができるため、
おいしいみかんができやすくなります。
さらに急傾斜地では雨が降っても
土壌の水分がすぐに流れていくため、
非常に水はけがよくなります。
②太平洋側の海が見える場所
海が近いほど気温差は小さくなり、
離れるほど気温差は大きくなります。
海が近いと昼夜の温度差が小さくなるので、
みかんにとって良い環境となります。
またさらに、海が近いと、海水面からの反射によって
より太陽光を効率よく浴びることができます。
太平洋側が適しているのは、
日本海側では気温が低すぎるためです。
出典 藤原農園HP
数年前、沢山の実をつけるように
回復して欲しいと思い、
適切な時期に肥料を与え、大切に育ててきました。
手を掛けた分、これに応えるように
たくさん収穫できるまで、実がなりました。
収獲後は肥料を。
収穫が終わると、お礼肥(秋肥)として
着果負担で低下した樹勢の回復、
耐寒性の向上、翌年春の発芽と開花の準備などの理由で
肥料がとても重量になります。
こんなにもたくさん収穫させてくれたお礼として、
しっかりと肥料をやって、
来年の収穫まで、大切に育てていこうと思います。