コンタクトレンズ量販店 三宮に進出 競争が始まりそうです 震災後85日目~91日目(№32)
コンタクトレンズ量販店 神戸に進出 価格競争が始まりそうです大震災で傷ついた神戸に、新たな競争企業が進出を計画しているようです。:阪神淡路大震災後85日目~91日目(№32) 阪神大震災の後、崩壊した ライフラインの整備が、進んできています。
緊急救助活動は序々に終了し、
これからは自力で復興していく時期に移っていきます。
「阪神淡路大震災直後のセンター街」 |
小山君の退職問題がはっきりしてきました。
今日から1ヵ月後、5月10日で
故郷に戻ってお母さんを助けるために退社することになりました。
残念なことです。
今日のニュースでは、
ガスの応急復旧が完了したとのことです。
大阪ガスの発表によると、
倒壊家屋等を除いた供給停止地域全域での復旧作業完了です。
ガスが停止していたのは70万5000戸に及ぶそうです。
阪神淡路大震災85日目:1995年4月11日(火)
メニコンの安永幹夫さんと帰りにビールを飲んで話をしました。
話の内容は、震災から徐々に落ち着きを取り戻してくると、
いったん休止していた近隣とのビジネスの競争が再び始まり、
これに対する対応をどのようにするか、
今のうちから手を打っておこうという相談です。
噂によれば、神戸の市場が壊滅状態にあるので、
全国チェーン展開をおこなっている
いくつかの企業が、市場の混乱に乗じてこの際、店舗を三宮中心に
オープンしようとしているようです。
日々の来客は少しずつ賑わいを取り戻し、一
日があっという間に終わるほどの
忙しさになってきています。
しかし、被災したビルは取り壊しが始まり、
新しいビルが再建されると、
そこには陣取り合戦が始まります。
そうなると、どこのビルをどの競争企業が入居するか、
事前に情報を入手し、
しかるべき手を打つ必要があります。
販売価格についても、現在は震災復興価格を実施していますが、
いったん下げた価格はもう元に戻して、
値上げのようなことは難しくなります。
逆にもっと価格について弾力的な判断をしなければ、
新規参入の競争企業に
顧客を持っていかれる心配が出ています。
従業員の問題にしても、
総入替えに近い形で新陳代謝が進んでいます。
そのためにこれから社員教育を行い、
技術を向上させ、質の高いサービスができるような
教育訓練が必要と成ります。
このような経営上の課題が山積みにされています。
こんな時のビールはあまり酔いが回りません。
阪神淡路大震災86日目:1995年4月12日(水)
今日は休みなので、メーカーさんとドライブに行きました。
今回の震災のため、
ゴルフのセットがつぶれて使えなくなったので、
ここは思い切って新しいゴルフのセットを買うことにしました。
ダイエーのポートアイランド店にあるスポーツ用品売り場に行き、
キャロウェイのハーフセットを選びました。
ゴルフを再開する理由は、社内と取引先の交流と
親睦をやらないといけないと思ったからです。
気分が落ち込んでいるときには、
広いゴルフ場の芝生の上に、ゴルフボールを置いて、
思い切り叩いて、白球を追いかけるような
気持ちが高まるような催しを
これから一緒にやっていこうと思っています。
今買ったばかりのゴルフセットは、
さっそく打ってみたくなりました。
そこで、一緒に今日のゴルフクラブを選んでくれ
た担当者の塩谷さんと一緒に、
これから試し打ちに練習場へ行きました。
阪神淡路大震災87日目:1995年4月13日(木)
公定歩合は1.5%から1%に下げました。
これはドル安円高対策です。
今日のニュースです。
医師会による避難所の巡回が終了したとのことです。
阪神淡路大震災88日目:1995年4月14日(金)
震災復興のための安売りが色々なお店でやっていました。
私も少し買い物をしてみました。
特に不足しているのは、衣類です。
震災で自宅が大きなダメージを受け、
一部は使い物にならないような状態になってしまったので、
買い替えを必要とする生活必需品がたくさん発生しました。
たとえば、食器、電気器具、家具、衣類など、
たくさんの物を捨ててしまいました。
京町筋と、アーケードの落ちたセンター街の交差点
|
季節は冬から春へ移り、
さらにこれから初夏に変わっていくと、
シーズンに合った服を買っていかなければ、
着る物が少なくなっています。
クリーニングに出した服も、
お店の被災のため、
一部は戻ってこなくなっています。
阪神淡路大震災89日目:1995年4月15日(土)
東京の姉と義兄がお見舞いにきてくれました。
医師の義兄は、私が痩せている事を心配して、
採血をして持ち帰って、
後から結果を報告するということで診てくれることになりました。
点滴もしてくれました。
久しぶりに見る人からは、
私はかなり衰弱し、顔は細くなり、体は軽くなって、
ちょっと別人のように見えるようです。
自分ではわからなかったことですが、久しぶりに会う人からは、
最近ちょくちょく「痩せたねぇ」と言われるようになりました。
三宮のそごうは新館のみのオープンが今日から始まりました。
本館は取り壊しが進み、
再建をどのようにするか、目下検討中のようです。
震災からちょうど90日が経過しました。
先日も医師会による避難所の巡回が終了したように、
そろそろ、公的な救助活動が終わりつつあります。
今日は、陸上自衛隊による
倒壊家屋処理活動が終了したとのことです。
三月も経てば、緊急救助活動は序々に終了し、
これからは自力で復興していく時期に
移っていきます。
つまり、急にこけた時は起こしてはくれますが、
一旦立ち上がったら、
傷の手当ては自分でして、
自分で歩かなければいけない時期が来たようです。
【イメージ画像】震災直後の芦屋市
神戸市の発表によると、
今日、上水道の応急復旧が完了したそうです。
神戸市の全戸にやっと水道が通ったとのことでした。
震災になって、今まで使わなかった
言葉が使われるようになりました。
それは、「ライフライン」という言葉です。
ライフラインは、生活をしていくために
最低限必要な衣食住の確保を目指しています。
報道によれば、序々にライフラインが復旧しているようです。
私の身の周りにも、ガス、水道、電気、
交通機関などのライフラインが復旧し、
少しずつ元の生活に戻りつつあります。
阪神淡路大震災90日目:1995年4月16日(日)