沖縄国際大学 校舎に 米軍ヘリ墜落現場 日米地位協定の壁

沖縄国際大学 校舎に 米軍ヘリ墜落現場 日米地位協定の壁  沖縄国際大学校舎 米軍ヘリ墜落現場

沖縄国際大学 米軍ヘリ墜落現場

普天間基地周辺住民の不安が指摘されていました。

沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学校舎に米軍ヘリ墜落しました。

沖縄国際大学に行って、

沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学校舎に

米軍ヘリ墜落現場を確認しました。

沖縄国際大学敷地内 米軍ヘリ墜落事件の概要

8月13日午後2時15分ごろ、

沖縄県宜野湾市宜野湾二の沖縄国際大学敷地内に、

米海兵隊普天間基地所属の

大型輸送ヘリCH53D一機が墜落、炎上した。

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搭乗していた海兵隊員三人のうち一人が重傷、

二人が軽傷を負った。

付近の住民にけが人はなかった。

同大は普天間基地南側に隣接し、周囲は住宅密集地。

「一歩間違えれば……」と、

住民からは恐怖と不安の声が上がった。

(2004年8月14日 沖縄国際大学ホームページより抜粋)

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米軍海兵隊は沖縄国際大学敷地内の現場を一方的に封鎖

この事件の取材のため

墜落現場の沖縄国際大学へ行ってみました。

大きな通りに接したフェンスの中に現場がありました。

事故の直後、

米軍の海兵隊は沖縄国際大学敷地内の現場を一方的に封鎖し、

大学の関係者だけでなく沖縄県警の現場検証を拒否し、

係官を閉め出しました。

米軍の主張は、日米地位協定に基づき

「ヘリは米軍の所有物である」から

米軍の「財産」であることを根拠に

軍事機密を最優先にしています。

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職員の出入口には、

沖縄県警は外だけの警備で

一歩中のキャンパスは米軍の兵士がガードしています。

県警も大学職員も学生も現場には入れません。

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校舎の白壁には墜落を物語る黒コゲと、

キャンパスには焼けた立木の黒コゲの状態があり、

周囲は石油化学特有の

オイルのただれた臭いが鼻をつきます。

沖縄国際大学の外から見ていると、

土を米兵が入れ替えています。

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沖縄国際大学の向かい側のマンションのテラスでは、

報道関係者を含め沢山のカメラマンが

じっと状態を見ながら待機中でした。

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沖縄国際大学から約300m離れた所には、

ガソリンスタンドがありました。

もし、ここに落ちていたらと思うと、

大事故の予想で思わず戦慄しました。

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事故現場は治外法権

沖縄国際大学への墜落事件は

幸いにも民間人には負傷者は出ていません。

しかし墜落事件は何が問題であるかを問いかけています。

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事故の被害を受けたのは日本国民であり、

その生命や財産を守ることは政府の責任でもあります。

日本にも主権があり、日本とアメリカは

「親しき中にも礼儀あり」を

尊重しあうべきと考えます。

米軍のこれまでの行動は

「治外法権」とも感じられます。

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まとめ

沖縄県警でさえ、沖縄国際大学で

事故の現場検証ができません。

沖縄国際大学関係者は自らの大学に入る事ができません。

安全性の検証が不十分のまま訓練が再開されています。

全て米軍基地の意向が優先されています。

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神戸で新聞やテレビの報道で知ったことと、

基地のある沖縄での地元で現実に起きていることの

「空気の違い」を改めて感じました。

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これでは沖縄国際大学の

主権が侵されているような気がしました。

もちろん近隣の住民の不安が続くのは当然だと思います。

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