天の橋立バスツアー ~ 日本三景 天橋立 ~従業員慰労会 第4話
海花亭を後にして再びバスに乗りまして、次に目指すは日本三景の一つ天橋立となります。
途中、この辺りの特産であるカニや海産物のお土産屋さんに寄りました。
生け簀の中にはカニが値段別に分けて入れられています。
どういうわけか偶数の値段で6,000円、8,000円、10,000円で区切られていました。
一緒に行った女の子に「これ、混ぜこぜになったら、もう一度値段別に戻せることが出来る?」と尋ねてみました。
つまり6,000円、8,000円、10,000円の区別が出来るかということです。
皆さん自信がないということでした。
もうカニは食べたし、値段も高そうなのでカニを買う気にもならず、海産物の干物を選びました。
土産物屋さんからはすぐに天の橋立に着きました。
橋の上で通りがかりの人に頼んで集合写真を撮りました。
橋を渡り天の橋立に一歩入っていきました。
富士山に登った人の話では、富士山は遠くから見ると綺麗でも、現場では石ころや急斜面で美しさを感じない、という話を聞いたことがあります。
天橋立も近くにあるロープウェーに乗り、高い山から股くぐりで見ると、まるで空に続く一本の橋のように見えるようです。
ところが今歩いている現場では松が繁るただの砂浜にさえ見えます。
日本三景とはどこでしょう?答えは ここ をクリックして下さい。
天橋立はとても立派な松原です、ところで日本の三大松原はどこでしょう?
答えは ここ をクリックして下さい。
2004年10月の台風23号の影響でしょうか。
丈夫そうに見える松が風に倒されてひっくり返っていました。
従業員の皆さんはすっかり青春気分になり、「思い出の渚」のように波に向かって叫んでいました。
天橋立を向こうまで端から端まで歩いてまた戻ってくるには時間も元気も足りないので、少し雰囲気を味わった後はバスに戻ることになりました。
とてもラッキーなチャンスに恵まれました。それは船が通るために橋が回転する時に遭遇しました。
橋の真ん中に支点があり、支点を軸にして橋が回転するのです。
橋の下をくぐれないほどの大きな船が通る時は、橋が90度回転して船の航路を作るのです。
いつか前に映画の寅さんを観た時に、天の橋立に渡る橋が回転するところを見たような記憶がありました。
「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」だったのではないかと思います。
橋が回っている時はもちろん人は通行止めです。
皆さん感動しながら船が通過するところを見ました。
まもなくして橋はまた橋げたの所定の場所に戻ってきました。
三人寄れば文殊の知恵と言います。
知恵の仏様である文殊菩薩を祭った文殊堂にお参りする予定も企画に入っていましたが、天橋立で少しのんびりしたこともあり、お参りは門前で「まんまんちゃんあーん」して拝んで終わりました。
文殊菩薩のお参りを省略したことで、知恵が不足して後から祟らないかちょいと心配しながらバスに戻りました。
今日の日程のほとんどは終わり、楽しい思い出が残りました。
バスの中でウトウトしているうちに赤松SAで小休止してさらに六甲北有料道路を経由して三宮には夕方の7時半に無事帰還しました。
今回のバス旅行では朝食と夕食が車内で用意されていて、帰りには百合の球根までお土産にいただきました。この球根は鉢でも直植えでも来年の夏には花が咲くと思います。
みなさん、おつかれさまでした。