赤穂市坂越の牡蠣(カキ) その2~牡蠣(カキ)と海鮮料理を炭火焼で食べました~

お昼頃、赤穂市の坂越に着きました。坂越に着くと、「海の駅」で、今日は焼きカキをいただく事にしました。

カキの食べ方はいろいろあります。松葉博雄の一番おいしいと思うカキの食べ方は、やはりオイスターグラスに入れた生カキを、ワインと合わせていただく方法だと思います。

しかし、カキは鮮度が問題です。カキはあたるとものすごい激しい腹痛をおこします。

たとえ、カキの鮮度が良くても、カキが育った海水の中に有害な菌が混入していると、カキにあたることがあります。坂越の「海の駅」の入口には魚屋さんがあります。ここでも魚を売っています。

カレイを干して串刺しにして売っています。デビラです。デビラは食べる前に一度木の小槌で骨を砕いて、焼いて食べると、ビールにとてもよく合います。

一串が2500円もしたので、見るだけにしておきました。今年の生カキは、1キロ800円です。

海の駅の中には、炉辺を作り、炭で注文した魚介類を焼いて食べるところがあります。

足元は鉄道に敷いているような、砕石した小石を敷き詰めています。部屋全体を見ると、以前は何かの倉庫か加工場か、工場のような施設に見えました。

ここで食べるには、焼きカキがぴったりです。

殻つきのカキを炭の上に置いて、カキがはじけるまで焼きました。

カキだけでなく、色々合わせて注文してみました。

まず、焼き物コースです。

カキの炭焼きの他に、カキの美味しい料理は土手鍋です。小さく分けたお鍋です。

土手鍋という意味は、土鍋の周りに味噌を土手のように巻いて、その輪の中に味のついただし汁を入れ、煮込んでくると土手にした味噌が少しずつだし汁に溶け出して、味噌の味が具に染み込んでくるような料理方法です。

干物も焼いて食べます。

サユリとアジです。

たくさんのカゴ盛りの魚介類を、奥さんと私がいただきます。

たくさんのように見えても、魚には骨がたくさんあり、カキには殻があり、食べられない部分が多いのです。辛抱強くカキが焼けるのを待っています。お店の人のアドバイスでは、カキが膨らんでお餅のように小さく割れると、カキが焼け上がったことになります。

このカキの飛び汁が人に当たると、火傷につながり、眼に当たると危険なので、カキの汁が飛び出す方向は、人のいない方向に向けて焼くように指示を受けています。

土手鍋はとてもおいしかったので、全部食べました。赤穂の海には、穴子がたくさんいて、この近海で獲れた穴子がとってもおいしかったです。

外の坂越の海は穏やかで、空は澄んだ青空が続いています。お天気はいわゆる小春日和で、瀬戸内海の静かな穏やかな一日でした。

この後は、カキを見て、持ち帰り用のカキを購入することにします。

2005年11月17日