普段は教室となっている部屋が今日はオープンキャンパスとして色々なイベントをしていました。まず、目に付いたのが牛丼・豚丼無料という部屋があったので、その部屋の大試食会に入ります。

無料の理由はすぐにわかりました。スポンサーがついていて、たれを作る食品会社がずんどうの大鍋で豚丼と牛丼を思い切りいっぱい作って、皆さんに振舞っていました。

学園祭を商業施設の広場で行えば近隣から関心を持って多くの人が集まってくるから、狙いとしてはなかなか良いアイデアだと思います。

新潟地震の募金が試食の御礼を兼ねていましたので、募金箱にお金を入れて、牛丼を一皿いただきました。

一杯の牛丼はミニサイズだったので、これで「昼食がもういい」というほどの量ではありませんでした。

この試食会はキャンパスの中で一番の人気だったように見えました。

後、各部屋を覗いてみました。

ネイルアート、付け爪、ヘアーセット、ゲームカレッジのレーシングカ－など、たくさんの発表を見て回りました。

高校生を招待してダンスをしてもらうように呼びかける理由がわかりました。これは、次の年に高校を卒業する学生には、ヒューマンキャンパスに入学してもらうように事前のマーケティング活動なのです。

高校生から見ると、ヒューマンキャンパスはどのように見えたのでしょうか。アンケート用紙を渡している人もいました。さすがに私には勧誘の手は伸びてきませんでしたけど、とっても気になりました。

今日の一連の行動を思い返してみると、私たちはかなりヒューマンアカデミーのマーケティング政策の手のうちに乗って踊っていたような感じを受けました。これは決して悪い意味で言っているのではありません。

さんプラザ、センタープラザの３階にとってみても、人が集まり若い学生諸君がいきいきと音楽が響き、うさぎさんやたぬきさんのぬいぐるみを着た実行委員会のお兄さん達が子供たちに愛想を振り撒くことは、商業施設としてお金を払ってでもしてもらいたいことです。

今、一般の大学でも地域との産学協同の課題にどのように応えるか、学長以下諸先生方は大いに頭を悩ましていることですが、今日の学園祭と商業施設との協同は見事にこの課題に答えていたのではないのでしょうか。
この催しがこの先も根付くことを期待しています。

2004年12月19日（日）